2009/11/14

わかりやすく〈伝える〉技術 / 池上彰


わかりやすく〈伝える〉技術

かの「週刊こどもニュース」のお父さん役を1994年からの2005年まで11年間務めた池上彰さんの著書。

こどもを対象とした当番組に出演しながら池上さんが一貫して考え続けた「ものごとをわかりやすく伝える方法」の答えが書かれています。

仕事をする中で、施策の目的や内容を人に伝えるときにうまく伝えられないことがあり、モヤモヤしていたときにこの本にヒントを求めて読みました。
自分の考えていることが相手に伝わらないとき、私は「相手の理解力が足りないせいだ」とつい考えてしまいがちなのですが、、、それでは結局自分の成長に繋がらないので、「伝えたつもり」ではなく「伝わるまでやれるような人間になりたい!」と思って読みました。

この本の中では色んなテクニック・考え方が紹介されていたのですが、その中で私が最も重要だと感じた「わかりやすく伝えるためのポイント」を3つご紹介します。

1.話の地図を示す
2.本質だけを伝える
3.うまく伝えられないときは自分の理解が足りない

1.話の地図を示す
説明のための「地図」を示す。「地図」とは、話の要点を押さえた短い文章と図。ニュース番組や新聞の「リード」にあたるもの。プレゼンのときには、1)所要時間、2)目次、を示すことも重要。

2.本質だけを伝える
絶対に必要な情報」だけを盛り込む。
そのためには、1)相手が誰であるか、2)相手にとって重要な情報は何か、をきちんと認識したうえで、「絶対に必要な情報」と「あってもなくてもいい情報」を選り分けることが必要です。

3.うまく伝えられないときは自分の理解が足りない
私は「理解してるつもりのことを人に話してみたら、うまく話せなかった」という経験が何度もあります。逆に、「人に説明するつもりで勉強したら、自分の理解がより深まった」ということもたくさんあります。実は、説明できることと理解していることはとても近いことみたいです。うまく説明できないときは説明の「やり方」だけを工夫するのではなく「そもそも自分の理解が浅いのではないか?」という方向でも考えて原因を追及する。

おまけ…腹から出た声はわかりやすい
同じ内容の話であっても、滑舌がいい人と悪い人では伝える力がちがう。意識して日々練習するだけで違うので、要練習。ポイントは3つ:1)腹式呼吸で、2)口を大きくあけて、3)「あ」「い」「う」「え」「お」をはっきり言う


この本から何か新しいことを学んだという感覚はなく、どの話もどこかで学んで「なんとなく知っていたこと」でした。だけど、こういうことを
1)「なんとなく知ってる」から「重要だと認識する」に変えられたこと
2)あの「こどもニュース」のお父さんが実践してると知ったこと
が本書を読んだ大きな収穫でした。

良い一冊です。「伝えたつもり」で終わるのではなく「伝わるまでやりたい」と思っている方におすすめです。

キーワード:
話の「地図」
話の「本質」
自分の理解の深さ

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