2009/12/26

お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ! / 中村文昭



お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!

最近の自分の仕事ぶりを振り返ったときに「テクニックに走り過ぎているような気がするなぁ…」と漠然と感じ、テクニック以前の心構えの部分を自分自身でもう一度見直したい!と思い、この本を手に取りました。
Amazonのレビューから、「泥臭いやり方で周りの人、お客様を大切にしながら働いている人」という印象を著者に対して持った上で読み進めたのですが、最後まで読み終えてもその印象は変わりませんでした。

僕なんかは、毎日仕事を続けているうちに「もっとスマートに仕事がしたい」「クリエイティブな仕事がしたい」とついつい自分のことを第一に考えてしまうのですが、、、著者中村文昭さんの語りを聞いているうちに、そんな風に自分のことを大切にしながら働くよりも「人を喜ばせたい」と人のことを第一に思い、そのために泥臭く懸命に働く方が、結果的に自分がもっと豊かになるし、人生がもっともっと楽しいものになるんだろうなぁ、とつくづく思いました。スマートではなくても、本当に人を大切にして、思いやりのある働き方ができるのは、かっこいいことです。

ちょっと行き過ぎで参考にはならないかも、、、と思った部分もごく一部ありましたが、全体的には大いに感化される非常に良い本だと思います。

ついつい短期的に見返りを求めてしまったり、テクニックに走ってしまったりするけれど、もっと大きく生きたい!と思う人(僕です)におすすめです。


目次と、読んでいて特に突き刺さったポイントを以下に引用しておきます。

目次:
第1章 人の心は、足で歩いて手でつかめ
第2章 尊敬する人のご縁で、人生が濃くなる
第3章 「人たらし」の本質は、人を喜ばせること
第4章 頭も資格も、お金もいらない
第5章 人を育てるとは自分が育つこと


突き刺さったポイント:

「この人だ!」と思える人から物を買え
(廃業した元畳屋さんが自分の家族のためだけに畳を作ってくれたことに感動して…)
人が、「この人のため」と思いをこめた品物には、値段のつかない価値が生まれると強く実感しました。僕も、物を買うお店はひとつに決めることにしています。
(中略)
お店ひとつとっても僕は、細い糸をあちこちたくさん張りめぐらすより、太い糸をビシッと張って、絶対切れないご縁をつくっておきたいと思っています。


路上も街中も「人好き」になる訓練の場
みんなロボットではないのです。そう考えれば、せめて「がんばってね」と言いながら受け取るのがエチケットですし、人を好きになるための訓練にもなります
(中略)
「一期一会」という言葉もあります。今、出会った人にもう一度会えるかどうかわからないのです。ですから、ビラ配りの人との一瞬の出会いでも、心を通じ合わせることができるなら、人生が豊かになるのではないでしょうか。


お歳暮は絶対、直接もっていく
自分の手でもっていく、というところがミソです。百貨店から送られてくる仰々しい木箱やごていねいな包みより、本当においしいものが少しあるほうがうれしかったりするものです。


磁力のある目標にたどるつく欲望ムクムク想像術
最後の目標にたどりつきたかったら、目標を具体化したうえで、そこに本能をくすぐることをちょっとだけ付け足しておくと完璧です。そうすると絶対に達成したくなります。それが磁力となって、あとはそこへ向かってただ突き進んでいくだけということになります。


魚一匹へのこだわりで、どんな店でも「ブランド」になれる
商売は、ただお金儲けのためにやっても、お客様を満足させることはできません。その店の哲学というか、提供するサービスに揺るぎのない自信があってこそ、お客様も、店のスタッフも引きつけることができるのです。


裏方の仕事に目が届かない人はリーダー失格
(業者の方が入ってくる出入り口を掃除して、業者の人にも気持ちよくなってもらいたい、という話の後に…)
何度もいってきましたが、この世の中、人と人とのつながりで成り立っているのです。業者と取引先の関係で終わるか、さらに人と人とのつながりになるかは、こんな心構えひとつなのではないでしょうか。ビジネスをとどこおりなく進めたいだけならば、全社の関係でもこと足りるでしょうが、それだけで終わらせたくないならば、業者さんにも感謝の気持ちをもって、人と人との関係を深めていくといいと思います。


第一印象の悪いお客様をねらえ!
(少し難しいお客様に接するときに…)
相手のためだと思ったら、できません。しかし、「これは自分という人間がもう一歩上に挙がるためのハードルを越えるチャンスだ」と思えば、案外できてしまうものです。優しさ、いたわり、わかちあい、そういうものを届けて届けて届けつづけて、五回やってだめなら十回、十回やってだめなら二十回と、その人に届けつづけます。それでも相手が変わってくれないこともあるでしょう。でも、自分自身は、きっと変わっているはずです。


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