2010/05/30

スウェーデン式アイデア・ブック / フレドリック・ヘレーン 中妻美奈子 鍋野和美


スウェーデン式 アイデア・ブック

スウェーデン式アイデア・ブック」を人からいただいて読みました!


本の一言紹介
スウェーデンで複数の会社を創業し、セミナー講師としても活躍されているというフレデリック・ヘレーンさんの「アイデア」「発想力UPのために必要な姿勢」に関する本。アイデアに関する30コのお話(+ワーク)が載っています。
よくは知らないのですが、この本が好評だったようで続編「アイデア・ブック2」というのも出ているそうです。


感想
100ページに満たない絵本風の本になっており、30分程度でさらっと読めました。ただ、内容をきちんと理解して、この本に書かれていることを仕事や暮らしの中で実際に実践できるところまで行くには、相当の年月が時間がかかりそう。。。この本も「サーッと読むのは簡単だけど、奥深い一冊」だと思います。

「考える力を高める」ということに最近興味があり、あっちゃこっちゃ行って色んなところを模索していましたので、その意味で僕にとってこの本には、良いタイミングで出会うことができた一冊です。

一通りは読むことができたのですが、まだ深く読めていません。きちんと熟読したときの書評はまた機会を改めるとして、今回はさらっと目次と内容ピックアップだけしたいと思います。


目次
  1. 針を探す
  2. はてなタクシー
  3. 世界初の創造性テスト
  4. メタファーで表現する
  5. エジソンのアイデア・ノルマ
  6. 組み合わせの妙
  7. いつものやり方
  8. アイデアは潰されやすい
  9. 満腹病
  10. メキシコ・オリンピック
  11. バグを探す
  12. 囚人用ベビーフード
  13. 混ざらないものを混ぜる
  14. 失敗するほどいい
  15. 裸の王様
  16. 「絶対」はない
  17. 「もし……」と考える
  18. アイデアメーション
  19. 「メトロ」の裏話
  20. 考える人、考えない人
  21. 青いライトと赤い車
  22. 創造性の4B
  23. 発想のもと
  24. それ、捨てるんですか?
  25. 暗黙の掟
  26. チャレンジャーになる
  27. テレポーテーション
  28. 「イエス」より「ノー!」
  29. 将来のシナリオ
  30. 素晴らしき未来



内容ピックアップ

かの天才科学者、アルバート・アインシュタインはあるとき、「博士と、私たちのようなその他大勢との違いは何ですか」という質問を受け、こう答えました。
「たとえば、干し草の山から針を探さなくてはならないとします。あなた方はたぶん、針が1本見つかるまで探すでしょう。私は、針が全部、見つかるまで探し続けると思います

誰にでもできるようなことを「徹底すること」がコツであるとアインシュタインは言っています。


1つのアイデアは、定義上は単数ですが、複数の古いアイデアが合成してできたものでもあります。既存のアイデアの合成ではないものは、ほとんどありません。

アイデアは、既存のアイデアの組み合わせ。この点は以前書いた「アイデアのつくり方」と全く同じことを言っています。


イライラする人が多ければ、そこに新しい製品やサービスの市場があります。

「アイデアのもとは何?」の答えは「不便」。


私は何ヶ月も何年も考える。100回中99回は間違えるが、100回中1回は私が正しい」
(アインシュタイン)

これも、最初の「干し草の中の針を探す」話と同じ主張です。アインシュタインは「どうせ、私たちとは違う天才だからできたんでしょ」と言われることに飽き飽きしていたのカモ。


エジソンは納得のいく白熱球ができるまで9000回の実験を重ね、蓄電池の発明では5万回の実験を繰り返しました。しかし、それらを失敗とは見なさず、うまくいかない方法がわかったというように考えました。エジソンにとって、失敗は発明を発展させるための段階であり、完成に近づくためのステップだったのです。

僕はこれまで、ひとつのことに9000回も挑戦し続けたことがありません。。9000回といえば、土日も休まず毎日1回ずつやって、30年弱かかる計算です。すごい。。。
「倦まず弛まず継続することが大切」っていうのは、頭でわかっている人は多いでしょうし、口で言う人もわりと多いと思うのですが、それを本当に自分の習慣に落としこんでいる人となると本当に少ないように思います。だからこそ、「アインシュタインと私たちを分けるもの」なんでしょうね。。
僕の場合も、こうやってブログを書くことが9000回を数える頃には、何か新しい価値が生めているといいのですが。。


創造性にはそれほど個人差はなく、単にほかの人よりも多くのアイデアを思いついただけなのかもしれません。数が多いほど、素晴らしいアイデアが生まれる可能性も高まるのです。

「質を問う前に量」というお話。

創造性の4Bとは、バー(Bars)、バスルーム(Bathrooms)、バス(Busses)、ベッド(Beds)のことです。
4Bは、多くの人が普段よりひらめきやすい場所なのです。
(中略)
ベートーヴェンは頭から冷水をかぶって脳を刺激したと言われています。アインシュタインは、ヒゲ剃り中によくアイデアが浮かんだそうです。

個人的には、人がリラックスしているときに脳は記憶を再構成しており、そのときにいわゆる「既存のアイデアの組み合わせ」が起こっているのだと思います。創造性の4Bに重ねて言うなら、僕の場合は、1)バスルーム、2)ベッド、3)リラックスして人と話をしているとき、なので、BBC(bathroom/bed/chat)、です。


作家のアンドレ・ジイドは、毎月少なくとも1冊は、興味のない分野の本を読むようにしていたそうです。

レベルは違うかもしれませんが、2010年の頭から、僕も毎月これを実践しています。


1931年、ジャーナリストで政治評論家のリンカーン・ステファンスはこう述べています。
まだ何も完成してない。すべては、これから行われるのを待っているところだ。絵画の最高傑作は、まだ描かれていない。戯曲の最高傑作は、まだ書かれていない。
(中略)
この世界のどこにも、完全な鉄道、優れた政府、賢明な法律は存在していない。
物理や数学でさえ、ほんの端緒についたばかりであり、心理学、経済学、社会学はダーウィンの出現を待っている。そして、ダーウィンの研究は、次のアインシュタインを待ち望んでいる。
(その後続く)」

締めくくりの「素晴らしき未来 おおかたは、まだ行われていない」というページの一節です。これから何十年、何百年、何千年と人類の歴史が続いていくことを想像すると、この世界には「まだ」のことがほとんどです。「やれることはたくさんある」と考えると、手元には何もなくても、なんだかワクワクしてきます。


また、添付のワークをやりつつ精読して、いずれ改めて書評を書きたいと思います。

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