2010/07/15

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら / 岩崎夏海


会社の人がおすすめしていたので、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読みました。

一言、「良かった」です。読む前は「あー、ドラッカーねー」と知ったふうなことを思っていたのですが、読後は「知ったかぶりはよくない!」と猛反省でした。読んでよかったです。

「企業とは」「マネジメントとは」というシンプルで本質的なことが書かれています。「マネジメント」とパッと聞くと、字面からは、難しいこと、堅苦しいこと、機械的で味気ないことというような印象を受けますが、けしてそんなことはありません。本来マネジメントとは、人がよりよく働きよりよく生きるためのものでした。

目次
まさにタイトルのとおり、高校野球の女子マネージャーの女の子(みなみ)がドラッカーのマネジメントと出会い、少しずつそのエッセンスを部活に取り入れていく、というお話です。
プロローグ
第一章 みなみは『マネジメント』と出会った
第二章 みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ
第三章 みなみはマーケティングに取り組んだ
第四章 みなみは専門家の通訳になろうとした
第五章 みなみは人の強みを生かそうとした
第六章 みなみはイノベーションに取り組んだ
第七章 みなみは人事の問題に取り組んだ
第八章 みなみは真摯さとは何かを考えた
エピローグ
あとがき

以下に、この本のエッセンスとなるポイントをピックアップしてみたいと思います。

ポイント

手書きで書いたもの(上の画像)そのままです。。。

企業とは
企業の目的
顧客の創造

企業を構成する構成要素
1)マーケティング
2)イノベーション

マネジメントとは
マネジメントの役割
1)人を生かす
2)組織の目的を達成する
3)社会に貢献する

良いマネージャーの条件
真摯さ
ほとんどのことは後天的に身に付けられるが、「真摯さ」だけは別である。

「人を活かす」上でのポイント
責任
生産的な仕事
FB(フィードバック)
継続学習
全体とつながっている実感

その他この本からの学び

・愚直に実行することの大切さ。
・よそ見をせず立ち返ることの大切さ。
・蓄積することの大切さ。解決した課題は仕組み化・習慣化する。

・・・以上です。

おわりに
「ストーリーにひねりがない」「現実的でない」「絵がちょっと・・・」などなど、揚げ足取りの批判をしようと思えばいくらか可能もしれませんが、せっかく読むのなら、この本の本質に注目することが大事かなと思いました。おそらくこの本の最大の魅力は「ドラッカーのエッセンスをショートストーリーを通して学ぶことができる」という部分にあります。もちろん、これでドラッカーのことがすべてわかるというわけではありませんが、読後「ドラッカーのことがおおづかみにわかって、ドラッカーへの興味が高まった」というのであればこの本を買って読んだ甲斐は十分にあるのかなと思います。

この本が流行ったのはちょっと前のことのようですが、一過性のブーム的な部分はあったにせよ、マネジメントを学ぶ人の裾野を広げたという意味でこの本が果たした役割は大きかったと思います。

この本をきっかけにドラッカーを本格的に学んでいく人が増えればいいなぁと純粋に思います。僕自身、この本を読んでドラッカーをもっと学びたいと思いました。

まっすぐなストーリーで比較的短時間で読めるので、「マネジメント」や「チームワーク」にちょっとでも興味があって、ドラッカーを読んだことがない方にはおすすめです。

こんな方におすすめ
・ドラッカーのマネジメント論を知りたい


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