2010/07/27

マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版] / P・F.ドラッカー、上田惇生訳 2回目



先日読み始めた「マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]」を読み終えました。

これは、この前に読んだ「もし高校野球の女子マネージャーが…」から発展して読んだものです。

「もし高校野球の…」の方もわかりやすくて面白かったですが、こちらの「エッセンシャル版」もよく整理されていて非常に読みやすかったです。こちらを読むと改めて「もし高校野球の…」という本がきちんとエッセンスを凝縮した良い本であることが実感できます。


目的
マネジメントに関する定番・ベースの考え方を理解する。将来個別のマネジメント論を理解するときの土台とする。


目次
マネジメントの使命
 企業の成果
 公的機関の成果
 仕事と人間
 社会的責任
マネジメントの方法
 マネジャー
 マネジメントの技能
 マネジメントの組織
マネジメントの戦略
 トップマネジメント
 マネジメントの戦略



ポイントピックアップ
・企業の目的 = 顧客の創造

・企業の機能 = マーケティング + イノベーション
 マーケティング=顕在ニーズ
 イノベーション≒潜在ニーズ

事業の定義 = 目標・戦略・資源について考えるスタート地点

・マーケティングの7つの目標
 ・既存製品
 ・既存製品の廃棄
 ・既存市場の新製品
 ・新市場
 ・流通チャネル
 ・アフターサービス
 ・信用供与

・イノベーションの3つの目標
 ・製品とサービス
 ・市場・消費者の行動や価値観
 ・製品を市場に持っていくまで

・働きがい ← 責任
 責任 ← 生産的な仕事 + フィードバック + 継続学習

・マネジメントの役割
 ・人  人を活かす
 ・組織 組織を活かす
 ・社会 社会に貢献する

・マネジャーの役割
 1.全体>部分の総和にすること 指揮者
 2.現在と未来のバランス

・マネジャーの仕事
 1.目標設定
 2.組織
 3.動機づけとコミュニケーション
 4.評価測定
 5.人材開発

・マネジャーに明かせない最も重要な資質 = 真摯さ

・真摯さの対極にあるもの
 ・人の強みよりも弱みに着目する
 ・何が正しいか < 誰が正しいか で判断
 ・真摯さ < 頭の良さ で判断
 ・部下を脅威とする
 ・自らの仕事に高い基準を設けていない

・組織内の活動パターン
 1.成果活動
 2.支援活動
 3.家事活動
 4.トップ活動

・成長戦略 = 成長の準備
 せいちょうの準備
 1.基本活動を明らかにし、トップマネジメントを組織する
 2.兆候に注意
 3.本当に変化を望んでいるか判断

・トップマネジメントの役割
 1.事業目的
 2.基準
 3.組織
 4.渉外活動
 5.儀礼的活動
 6.有事対応


感想
網羅的でありながら、個別の考えどれひとつ取っても自然な感覚で納得のいく考え方になっていると思います。これまでは「企業とは」「マネジメントとは」「マネジャーとは」と聞かれてもうまく答えることができませんでしたが、ひとつの答えは持つことができるようになりました。
また、マネジャーにとってもっとも大事な資質として「真摯さ」が挙げられていたのが印象的でした。すべての基礎に、姿勢があるということですね。

次目指すのは、これを実践の中で振り返り活かす、他の考え方にも触れて自分なりの考え方を作っていく、というところでしょうか。でも、半年や一年ですぐにできるようにはならないかと思いますので、日々忘れないようにしながらも、長期的な心づもりでがんばります。

よかった。

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