2010/08/07

日本でいちばん大切にしたい会社 / 坂本 光司 2回目



日本でいちばん大切にしたい会社」を読みました。今回が2回目です。

以前書いたときは全体を広く浅く紹介するということをやったので、今回は一ヶ所に絞ってみたいと思います。

本書の中で紹介されている5社の中に「杉山フルーツ」というフルーツ店があります。静岡県富士市の吉原商店街という商店街の一角にお店があるそうです。

杉山フルーツの特徴は、サービスクオリティの高さ。きっかけは1990年代に起こった商店街の集客力低下。そのときに、サービスクオリティを向上する戦略を打ち立てたそうです。



杉山フルーツの特徴
1.「贈り物」需要への特化
2.親切丁寧な接客
3.年中無休
4.楽しいPRイベント


1.「贈り物」需要への特化
・ほぼ毎日、経営者の杉山清さん自身が市場に行き、仕入れをする
・品物によっては産地、農家まで出向いて買い付けをする
・自分たちが食べて満足しない商品は売らない
・仕入れてきた商品の中から傷んだ商品は必ず排除する
 ↓
 「価格は高いかもしれないが、商品に間違いがない」という信頼に


2.親切丁寧な接客
・一人暮らしの母に特別な果物セットを毎月送ってほしいという要望に応える
・採算度外視で新婚夫婦にお祝い
・「お客様の喜ぶ姿を自分の目で確かめるのが、最大のモチベーション」


3.年中無休
・「お客様の都合を考えると年中無休になる」


4.楽しいPRイベント
・果物の配送・配達に使うバンの車体の全面に果物の絵
・みかん100箱売上記念セール
・みかんの産地五か所味比べ
・りんごの皮むき競争
・果物の絵手紙コンクール





おまけ1
本書の中に次のような一文がありました。
これからの小売店は、メーカーと同じです。製造業的小売店、サービス業的小売店、これらがこれからの生き残り法でしょう。

まさにそのとおりだと思います。マイケル・トレーシーとフレッド・ウィアセーマによる価値基準による戦略の3分類
・製品リーダーシップ
・卓越したオペレーション
・顧客との親密さ
のうち、通常の小売店が目指すべき方向性は「製品リーダーシップ」か「顧客との親密さ」のいずれかをとことん追求することだと思います。小売が製品リーダーシップを取るためにはメーカー機能を持ち「製造業的小売店」になる、顧客との親密さを得るためにはサービスクオリティを高めて「サービス業的小売店」になる、以外にありません。。


おまけ2
本書のコラムで紹介されている9社
株式会社ファンケルスマイル
ジョンソン・エンド・ジョンソン
樹研工業株式会社
キシ・エンジニアリング
株式会社ホリックス(HOLLYX)
アールエフ
柏屋薄皮饅頭

おまけ3
本書の公式ブログはこちら
『日本でいちばん大切にしたい会社』公式ブログ

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