2010/08/11

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら / 岩崎夏海 2回目

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読みました。2回目です。

前回読んだときはストレートにドラッカーの「マネジメント」をおおづかみに理解したいと思って読んだのですが、今回はひととおり流れは知っているので、ちょっと角度を変えて読んでみました。

やったのは、疑問を持って、その答えを探しながら読む、ということ。

「なぜ、主人公の女子高生はドラッカーを読むだけで成功したのか?」


この本を2回目読んで得た僕なりの答えは次のとおりです。ポイントは4つほどあります。


読むだけでなく、実践したから
何よりまず「実践した」ということ。これがひとつめの(そして最大の)理由です。「やらなきゃ成功しない」というのは言うまでもなく当たり前のことなのですが、ついつい勘違いしてしまいがちです。知識だけ得て実践はせず、「うまく行かないのはなんでだろう」と考えても何も出てきません。この単純なことを僕は忘れがちです。

基本に忠実に、脇道にそれずに実践したから
普通の生活には、誘惑も刺激もたくさんあります。だから、良い意味でも悪い意味でも気が散ってしまいがちです。「そういう物語だから」で片付けるのもありですが、でもこの主人公の「忠実さ」から大いに学ぶべきことがあります。

他人のことを知ろうと努め、理解するところまで行ったから
ドラッカーのマネジメントにも「顧客の定義から始める」ということが書かれていますが、それと同じように、この物語の主人公は他人(顧客)のことを知る努力をし、一定の理解に達するまで突き詰めています。これも大事なことだとはわかりつつも、現実にはなかなかできないな、、と思います。

よくわからないことについては、あくまで具体的に考え続けたから
この物語の主人公はドラッカーに触発されて「野球部の事業とは何か?」「野球部の顧客とは誰か?」という問いを立て、抽象論ではなく具体的に考え続けることによって、ひとつの答えにたどり着きます。これもまた、現実にはなかなかできないことです。適当にその場その場で答えらしきものを作ることはできるのですが、僕の少ない実践経験から考えて、ゆるぎない確固とした「事業の定義」「顧客の定義」を作るというのは非常に難しいものです。。


……以上です。

この本からは、「マネジメント」の中身だけではなく、こういった「姿勢のあり方」も学べるのかな、と思いました。読み手が期待値さえ間違わなければ、良書です。

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