2010/08/27

英語耳ドリル 発音&リスニングは歌でマスター / 松澤喜好


英語耳ドリル 改訂版 発音&リスニングは歌でマスター」を読みました。読みました、というよりも、読んで現在実践中です。

きっかけは、この本を奥出直人先生(KMD:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)がブログで紹介されていたのを読んだことです。

博士課程の学生は独学で英語を学ぼう」という話の文脈の中で、奥出先生がこう書かれていました。
『英語耳ドリル』ではfly me to the moonを歌う。これだけで良いくらいだ本の指示通りに徹底して繰り返す。ここで発音して耳をつくらないと先に進まない。音読の効果が出るのもこの壁を越えてからだ。

奥出先生は博士課程の学生が英語を学ぶ最初のステップに「音読」を位置づけていて、そこを確実にやっておくことがその後の上達の基礎になる、というニュアンスのことをおっしゃっています。ちなみに、奥出先生が紹介されていた「英語上達のステップ」は次のとおりです。
1.まず音読
2.次に文法
3.ヒアリング 「ディープリスニング」
4.発音記号
5.語彙

奥出先生のブログを読むかぎり、英語には「これだけやれば大丈夫」というホームラン的なやり方はないようで、文法、聞く、しゃべる、語彙、どれもおろそかにせず、まずは基礎をしっかりと固めることが大切のようです。スポーツと同じですね。読み、書き、しゃべり、いずれこのどこかに特化するとしても、まずは基礎を一通り確実にしてから派生した方が良さそう。


目的
英語力向上。

今の仕事の中で英語を使う機会はあまり作れなさそうなので、仕事で直接使うことは目指さず「海外のビジネス書を読んで、このブログで紹介できるレベル」を目指したいと思います。2年後くらいに日本版のKindleが3G対応で出たら、、、英語の電子書籍をばりばり読みたいと思っています。楽しみ。


目次
はじめに
この本の使い方
第1章 発音できない音は聞き取れない
第2章 Parrot's Law
第3章 Parrot's Law ステップ2
第4章 発音・リスニングQ&A
あとがき


内容
良い素材(曲と短い会話)を、完全に身に着くまで繰り返し聞き続ける」という英語力向上のアプローチを「Parrot's Law」(フクロウの法則)と名付けて、その特徴とメリットが紹介されています。また、Parrot's Lawを実践するためのCD+歌詞が付属しているので、理論を知るだけでなく、すぐに勉強を始めることができます。

「Parrot's Law」の最初のステップは、「1つの曲を300回聞く」こと。300回と聞くとすごい数に聞こえますが、実際、ものすごいです。でも、僕の場合はやり始めて1週間経った今、すでに130回くらいまで行っています(iPodでカウント)。本を読む間やぼーっとしている間、会社への行き帰りなどにはずっと聞き続けています。「300回聞き終えた頃にはかなり聞こえるようになってる!」と信じてやっていると、意外と苦ではありません。曲自体もステキな曲なので、むしろ楽しい。

300回同じペースでひたすら聞くのではなく、最初の100回は~、次の100回は~、最後の100回は~、と聞き方を変えていくのもこの方法のポイントのようです。

僕の場合は、80回を越えたぐらいから、ひとつひとつの音がしっかり聞こえてくるようになりました。完璧というにはほど遠いですが、最初全然聞こえず絶望的な気分になったのから比べると、すごく上達。続けてよかったです。こういうことって英語に限らずよくあります。最初に諦めちゃいけないですね。


Parrot's Lawのコツ
コツは、曲を聴くのと並行して、基本の発音記号をしっかりと覚えることです。すでにきちんとできてる人の場合はいいのですが、僕の場合は発音記号をわかったつもりになっていたので、とくにかくココがポイントでした。

本書には「ミニ発音バイエル」というのが入っているので、まずはそこに挙げられている子音23個と母音19個をまず確実に覚える。いい加減に覚えない。とにかく確実に覚える。日本語とは全く異なる筋肉の使い方を覚える。口と舌の使い方を読んで理解し、実際に発音する。続ける。これらのことをちゃんとやるだけで、曲の聞こえ方がガラリと変わる瞬間がいつかやってきます。その一瞬が来たときには、ゾクゾクします。

Parrot's Lawを実践中の今、今までの僕の英語力向上を阻んでいたのがこの「発音の基礎」にあったことがとてもよくわかります。。
発音記号がわかると、嘘のようにグイグイ聞こえるようになってきます。本当に不思議。

英語力が伸び悩んでいる方には、ぜひ、だまされたと思って、このParrot's Lawをやっていただきたいです。まずは1ヶ月!300回から。

といっても僕はまだ130回程度なので、引き続き楽しみつつがんばります。


おまけ
著者の松澤 喜好さんのサイトはこちら。非常に充実しています。
英語・発音・語彙/英語耳


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