2010/08/31

On Talking Terms with Dogs: Calming Signals / Turid Rugaas

ON TALKING TERMS WITH DOGS: CALMING SIGNALS」を読みました。

この本は犬に特有の「カーミングシグナル」と命名されたジェスチャーについて解説した本です。著者はノルウェーのトレーナーであり行動分析学者であるトゥーリッド・ルーガス(Turid Rugaas)さん。

裏表紙には「カーミングシグナル」についての手短な解説が載っています。
She coined the phrase "calming signals" to describe the social skills, sometimes referred to as body language, that dogs use to avoid conflict, invite play, and communicate a wide range of information to other dogs -- and also humans.
意訳:
彼女(トゥーリッド)は、(犬の)ある社会的スキルに「カーミングシグナル」という名前をつけました。それは衝突を避けたり、遊びに誘ったり、他の犬(や人間)に幅広い範囲の情報を伝えたりするために犬が使うボディランゲージです。



目的
犬の行動面の習性(ボディランゲージ)に詳しくなって、犬の気持ちがわかるようになる。


目次
Preface - Vesla's Story
Forewords by Pat Goodman, Terry Ryan
1 Calming Signals: The Life Insurance Policy
2 Calming Signals: How to Identify and Use them
3 Some Case Histories
4 The Stressed Dog
5 Using Singnals in Practical Handling and Training
6 What Happens When a Dog Loses its Language?
7 Puppies and Calming Signals
8 Leadership and Parenthood
9 Your Choice
Epilogue
About the Author
Bibliography
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ポイント
まず、カーミングシグナルとは何なのかについて。

オオカミのカットオフシグナル
以前より、オオカミには「カットオフシグナル」(cut-off signal)という行動が現れることがわかっていた。それは、オオカミが別のオオカミをなだめるときに行う特定のボディランゲージである。

犬のカーミングシグナル
著者が見つけたところによれば、犬もオオカミの「カットオフシグナル」と似た行動パターンを持っている。トゥーリッドはそれを「カーミングシグナル」と呼ぶことにした。
(「カーミングシグナル」という言葉の生みの親はこのトゥーリッドさんだそうです)

カーミングシグナルという呼び名の理由
カットオフシグナルではなく「カーミングシグナル」という名前にした理由は、オオカミのカットオフシグナルよりも広範な状況下で犬がそのジェスチャーを使っていることから。他の犬をなだめる(カットオフする)場面よりもむしろ、未然に衝突を予防する場面で使われることが多かった。また、自分自身をリラックスさせるために使われることもあることがわかった。

衝突を避けようとする種
オオカミや犬は、衝突を避けようとする動物(conflict-solving animals)である。

犬がカーミングシグナルを使う場面
犬はなだめるべき対象がいる場合はすぐさまカーミングシグナルを使う。実は、犬は起きている間中ずっとメッセージを発し続けている。

カーミングシグナルは世界共通言語
どのタイプのシグナルを使うか頻度のちがいは種によって異なるが、世界中の犬がカーミングシグナルを使うことがわかっている。その意味で、カーミングシグナルは世界共通の言語である。カーミングシグナルがわかるようになれば、世界のどこに行っても犬としゃべることができる。

カーミングシグナルの種類
カーミングシグナルとしておよそ30種類のジェスチャーが確認されている。

カーミングシグナルを理解することのメリット
カーミングシグナルがわかるようになると、自分の犬が何を感じているのかを理解することができるし、犬に対する理解をもっと深めることができる。


以上です。・・・使われている英語はやさしいのです、一気にたくさん英語を読むと大変なので、まずは大枠の定義の部分だけ。次は具体的なカーミングシグナルの種類についてピックアップしていきたいと思います。

犬のジェスチャーがどういう意味を持っているかがわかると、犬の気持ちをより深く理解できるようになりそうです。本を読むだけでなく、実際に実践して見る目を養う必要があると思いますが、今後が楽しみ。面白いです。


おまけ
著者のトゥーリッドさんが代表を務めているヨーロッパのトレーナー団体のサイトです。
Pet Dog Trainers of Europe - Home Page - German

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