2010/09/20

20代仕事筋の鍛え方 / 山本真司 2回目

20代仕事筋の鍛え方」をもう一度読みました。1回目はこちら

「40歳からの仕事術」「30歳からの成長戦略」なども書いている(元?)経営コンサルタント山本真司さんの本です。

この本を最初に読んだのは、社会人1年目。人から薦めていただいて読みました。その後も岐路に立つごとに安易な選択をしてしまいがちな自分を戒めるため、読み返しています。良書です。

この本は、目先の利益や他人との比較に捉われそうな私のような人間に
1.成功の定義
2.キャリア初期において大切なこと
を教えてくれます。

以下に、本書の目次、良かった部分のピックアップ、まとめを書いています。


目次
仮想のコンサルタント「山根氏」と仕事に悩む若者3人の交流の物語を通して、20代で鍛えるべき「仕事筋」について読者に語りかける内容になっています。構成は次のとおり。
はじめに
第1章 いまの仕事が将来の成功につながるか
第2章 二十代で鍛えるべきこと
第3章 成功を追いかけると成功は逃げる
第4章 二十年後も成長できるマシン性能をアップせよ!
第5章 極端力を身につけろ!
第6章 努力力を身につけろ!
第7章 学習力を身につけろ!
第8章 受容力で仕事筋をストレッチする
終章  20代の旅立ち


内容的には次のような流れになっています。

■1~3章…問題提起
いまの20代ビジネスパーソンが抱える問題と成功の定義について。

■4章  …問題に対する回答
ビジネス力(ケイパビリティ)の全体像と20代ビジネスパーソンが鍛えるべき力について。

■5~8章…回答の詳細
20代ビジネスパーソンが鍛えるべき力の詳細の説明。


ピックアップ
ぐっときた箇所をピックアップします。

大きな花を咲かせたいんだ。多くの人々の幸せに大きく貢献をし、その時に余人をもって代えがたいとみなされるような。(中略)そしてそのために、ずっと成長し続けていたいんだ。ただそれだけだよ
「キャリア上の最終目標は?」と聞かれた山根の発言。

学習―リターンのプロセスは、学ぶことで、それも自分を成長させる。そしてリターンを見届けて、また学び成長する。そのサイクルを経験するまでは辞めてはいけない
(中略)
ワンサイクルが終わったら、さらに新しいチャレンジがあるかどうかを基準に、その次のキャリアを設計するのが大事だと思うよ。
ひとつの会社に2、3年勤めるだけでは受動的な「学習」から能動的な「リターン」に至る一連のプロセスを経験できない、という話の中で…。

私が、何人もの本当の成功者から学んだのが、『成功者とは永遠に成長を目指し挑戦を続ける人』だということだよ。
これが本書のメインメッセージのひとつ、成功者の定義。

著名企業や大企業の社長だ。彼らを観察していて思うのは、成長を続けているということなんだよ。
最初のサイクルではビジネスパーソンの土台となる力を身につけ、次にビジネススキルを一生懸命勉強し、さらに次に人のマネジメントを覚え、最後に人をどう活かすか、どうやって社会に会社や自分が貢献していくかという課題に挑戦している
「学習―リターンのサイクルを回し続けるキャリア」という話の中で…。耳が痛いです……

お金を追いかけたら行動は短期に偏ってしまいがちだ。(中略)
本当は中長期に鍛えるべき能力を犠牲にすることになる。特に怖いのは、実力を磨くことなく、自分を実力以上に優秀に見せかけるテクニックばっかりに関心がいくことだよ。
(中略)
実力、それも本当の実力が自分の価値を作るんだよ。それは中長期的には、必ず、自分に跳ね返ってくる。せっかくの人生、それも限られた時間しかない人生を、お金を追いかけて無駄にしないで、自分磨きに使ってほしい。
「本質的な力(=実力)を磨け」と言葉を変えて何度も語りかけてくれます。

二十代は、どんな時代に遭遇しても勝てる能力を養うための修行の場を、どこにするかを考えることだと思う。そういう意味では、大間違い以外の業種、会社以外ならどこでもいと思うよ。
どんな場所でもやるべきことは一緒。だから、場所選びばかりしてないで、自分を一番よく磨けると思う場所を見つけて、そこで一生懸命やろう、という話かなと。

若い時でも時間は一番大切な資源だ。その資源をどこに投入するかが大事なんだ。他人に遅れまいと『横に倣え』でみんなの知っていることを勉強しているうちに、自分の時間が少なくなってしまう。それじゃ馬鹿らしいね
自分が目指していないゴールに向かうレースに巻き込まれてはいけない。

四十代の半ばに大きな花を咲かそうとするんだったら、三五歳頃にでもそういう分野を考えて、差別化を狙えば十分間に合う。
OSスキル、アプリケーションスキルは後でもインストールできる。

学習の第1段階:要約して覚える
学習の第3段階:自分の頭で考える
「学習」のあり方について。丸覚えではなく、本当に実務に使えるスキルを身につけるためには、自分の体にしみこませるしかない。そのためには「自分の頭で考える」こと。

自分が、自分の言葉でフィットするように思えるまで、考え抜く
(中略)
勉強するときも、教科書や、ノートをざっと眺めて、それから眼を閉じて頭に残ったことを切り口に、自分の言葉で、『この本は、何を言うために書かれたのかな?』『この先生は何を伝えたいのかな?』『なぜ、そういう結論になるのかな?』ってことを考える。(中略)頭に残った情報を頭で再構成して、自分の言葉でつなぎ合わせて考えてみる。それで、ヒントをつかんで、『こういうメッセージかもしれない』と考えてから、その教科書やノートの大事そうなところを丁寧に読んでみる。
(中略)
この学習法の習得法には3つの条件がある。第一に、徹底した集中だね。(中略)第二に想像力だね。第三に無心の心だよ。
上記の「自分の頭で考える」について。

自分の稼ぐお金や成功って、因果関係で考えるとつらいと思う。いろんな要因の関係で結果が決まる。
(中略)
自分でコントロールできること。これは努力だね。それは成功に向けて十二分にやる。しかし結果は、思いどおりにはならないかもしれない。結果は、素直に受け入れる。そして、その結果の先にある将来は、自然体で流れに身を任せる。努力と達観。
受容力について。


まとめ
僕が今回この本を再読して得た学びをまとめました。



20代ビジネスパーソンが陥りがちな状態とあるべき姿
×他人との比較
×他人の奴隷

○自分の頭で考える

×生き急ぎ症候群
×(お金を追いかける)成功呪縛病
×(ポジショニング)戦略偏執症

○継続的に成長し、挑戦し続ける人生
(↑成功の定義

ビジネス力(ケイパビリティ)の分類
1.アプリケーションスキル
2.OSスキル
3.マシン性能
※PCのアナロジーで

20代で一番鍛えるべき力
「マシン性能」
1.極端力
2.努力力
3.学習力
4.受容力
※主に姿勢や心構え、自学自習の方法について


志を持って仕事をしたいけど、周りが気になったり、短期的に見返りがほしくなったりと近視眼に陥りがちなビジネスパーソンにおすすめです。




おまけ
著者山本さんの公式サイトはこちら。
株式会社山本真司事務所
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山本真司 (yamamoto_shinji) on Twitter

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