2010/10/04

獄中記 / 佐藤優



佐藤優氏の「獄中記」を読みました。3年ほど前に勢いで買ったものの難しさのあまり途中で挫折していたのを改めて読み、読了。


佐藤優氏の「獄中記」とは
鈴木宗男氏とともに逮捕された元・外務省の主任分析官佐藤優氏が拘置所暮らしの中で綴ったメモ・手紙集。拘置所で暮らした約500日の間に書いた文章、大学ノート62冊分(=原稿用紙5,200枚分)。それをコンパクトにまとめて1冊の本として出版したもの。500日という期間のうちに、1)裁判に対応をしつつ、2)学術書を250冊読み、3)原稿用紙5,200枚を書いた、といいます。。それを実行する精神力と思考力たるや。。こんな人いるんですね。。


目次
序章
第1章 塀の中に落ちて
第2章 公判開始
第3章 獄舎から見た国家
第4章 塀の中の日常
第5章 神と人間をめぐる施策
第6章 出獄まで
終章
付録
獄中読書リスト


学んだこと
本書に書かれている政治や外交、神学の専門的なことについては、背景知識が乏しいため残念ながらわかりませんでした。。そんな中で本書から私が学んだのは次の3つのことです。

■全体の情勢と自分の役割を認識するということの大切さ
自分の視点ではなく、国家の視点、他国の視点、他者の視点から全体の情勢を認識するということ。また、自分の感情はいったん脇に置いておいて、あくまでも全体観と論理とで自分の位置づけと担うべき役割を認識しようとする姿勢

■勉強し続けることの大切さ
当たり前のことですが、、勉強しただけ思索が深まる。「20歳越えたら語学はもうムリかな」なんて甘い考えを持っていましたが、そんなこと考えてるうちに勉強してる人はしてるな、と。とやかく言わずに目指す方向に向けて、勉強しよう。。

■自分で考えることの大切さ
本をただ読むだけでなく、自分なりに「こういうことだろう」と自分の言葉で理解すること。複数の事象、意見を統合して自分なりの○○観を持つこと。本はあくまでも「他人の意見」であり、自分の考えと行動の質と量を上げるための道具でしかないと位置づけること。


佐藤氏が直面している政治や外交の話は、私のような一ビジネスパーソンにはちょっと縁遠いかな、、と思えてしまう話題ですが、その姿勢や考え方には学ぶべきところがたくさんあると思いました。


こんな人におすすめ
最近何かで良い成果を出すことができたが、現状に満足せずさらに次のステージに行きたいと思っている方。「自分は結構やれてる方かなぁ」とあぐらをかいてしまいそうな自分を戒めたい方。刺激を受けること間違いなしです。

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