2011/02/20

デザインの原形 / 日本デザインコミッティー



デザインの原形」を読みました。


一言紹介
2002年に開かれた「デザインの原形」展のカタログです。深澤直人さんが選んだ「原形性のあるプロダクト」が、美しい写真と丁寧な解説を添えて、約50点紹介してあります。


目的
美しいものを見て単純に楽しむ。


一言感想
・・・本書を読んで初めて、私は「原形」を求めること、「クラシック」を目指すことのおもしろさと難しさを知りました。この本と出会うまでは、「個性的なもの」「新奇性のあるもの」が常にすばらしいものだと思っていのたですが、この本と「デザインの輪郭」(こちらも深澤直人著)とを読んだことで、その考え方が180度変わりました。

「個性が一番」と自分の中に閉じこもるのではなく、社会の方向を向いて、歴史といまを見つめて、多くの人々の頭の中の「○○らしさ」(時計らしさ、コップらしさ、イスらしさ)のイメージのエッセンスをつかみ取る。そうすることで、誰もが知っていて誰もが作れない「原形」を生み出す。そんな創造性というのが、「ものづくり」において一番すごいことなんじゃないかといまは思っています。

この考え方を持つと、マスマーケティングはものすごくエキサイティングだし、ポップなものを作り出す人はすごいなぁと純粋に尊敬できます。

ちょっと余談ですが、私がマーケターやライターの立場で仕事をするときには、この「原形」という考え方を参考に、なるべく「ベタかもしれないけれど、きちんと顧客に伝わる、ストレートな施策」をするように心がけています。


ピックアップ
画像を転載するのはさすがにアレなので、本書の中に載っているもののなかから特に好きなものをピックアップします。
Less - Jean Nouvel
Sleek - Achille & Pier Giacomo Castiglioni
ステンレスボウル - 柳宗理
Door Handle - Jasper Morrison
Mobil - Antonio Citterio
Cubo - Bruno Munari
Wall Clock - 倉俣史朗
※各リンク先はGoogle画像検索の検索結果です


おまけ
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