2011/02/15

On Talking Terms with Dogs: Calming Signals / Turid Rugaas 2回目



On Talking Terms with Dogs: Calming Signals」を読みました。タイトルを直訳すると「犬と話す言葉:カーミングシグナルについて」。

一冊まるまる犬のカーミングシグナルについての本です。

ずいぶん前に書いた前回のエントリでは、カーミングシグナルの定義や意義といった大づかみの部分について書きました。今回は、カーミングシグナルの具体的な種類について取り上げてみたいと思います。


カーミングシグナルの種類
カーミングシグナルには多くの種類があるとされています。
顔を背ける
目を細める
体を背ける
鼻をなめる
じっと硬直する
ゆっくり歩く、ゆっくり動く
プレイバウ(前足を伸ばす伸びの動作)をする
しゃがむ
ふせる
あくびをする
くんくんとにおいをかぐ
ぐるっと迂回して歩く
(犬と犬との)間に割って入る
しっぽを振る


ふだん犬と接していれば日常的に見るような動作の多くがカーミングシグナルであると言われています。犬と楽しく暮らしたいのであれば、何気ない動作や挙動不審と思える動きも犬にとってはちゃんと意味のある行動だ、ということを認識する必要がありそうです。
(もちろん、ひとつひとつの動作がカーミングシグナルかどうかは、表情や筋肉の緊張度合い、前後の文脈なども考慮して判断しないといけないかとは思います)

面白いのは、これらのカーミングシグナルは、人間がやったときにも、犬はそれをカーミングシグナルだと認めてくれる、というところです。

犬と接するときには、犬がどんなメッセージを発しているのかをちゃんと見て、自分がどんなメッセージのあるジェスチャーをしているのかということに意識的になりたいものです。


一言感想
外国語をきちんと覚えるとその国の人たちとの会話が楽しくなるように、カーミングシグナルも、その表現の意味がわかるようになると犬たちとのコミュニケーションがよりスムーズに、より楽しいものになるんだなと思いました。

情報源は忘れてしまいましたが、少し前に「日本で飼育される犬の頭数が15歳以下の子供の人数を上回った」という話を聞きました。犬がこれほど多くなった社会では、単純に確率の問題で犬絡みのトラブルも増えてきてしまうかと思います。しかし、トラブルの原因の多くは人間の側にあります。より多くの人が、犬とうまくコミュニケーションを取る方法を身に付けられたらいいなと思いました。

またこの本には、本を読んだ次のステップとして何をすべきかというところも(さらっとですが)提案されていますので、その後も継続的に学習を進めることができるので、その点もいいなと思いました。


こんな方におすすめ
・犬の言葉を理解したい人
中身は英語ですが、写真が豊富で厚さも100ページに満たないので、英語に強くなくても犬とのコミュニケーションに興味のある方であれば、買って損はないかと思います。


おまけ
トゥーリッド・ルーガスの公式サイトはこちらです。
Turid Rugaas - Calming Signals Community

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