2011/05/01

映画:食べて、祈って、恋をして(Eat Pray Love)



映画「食べて、祈って、恋をして」を観ました。原題はそのまま「Eat, Pray, Love」。

2006年に出版されたアメリカのベストセラー「Eat, Pray, Love: One Woman's Search for Everything Across Italy, India and Indonesia」の映画版にあたるそうです。この「Eat, Pray, Love」はニューヨークタイムズのベストセラーリストに187週にもわたって載り続けたベストセラー中のベストセラーだったそうです。日本で言うなら、オリコンランキングに4年弱も載り続けるようなものでしょうか。

主人公のリズを演じるのは、ジュリア・ロバーツ。


予告編



ストーリー
高い教養と良い夫と理想のキャリア――それらをあわせ持ちながら、幸せを感じられずに毎晩のように泣いていたリズ。そのリズが離婚することを決め、短い失恋を経て、自分を充電するための1年の旅へと出かけます。イタリア、インド、そしてバリ島。それらを巡る旅の中で出会う人々、楽しみ、異なった考え方、発見を通して、リズは自分を見つめ直し、再生への道を歩んでいきます。

こう書くとなんだか重い感じがしますが、映画のトーンはサラッとしておりリラックスして楽しめる映画です。


感想
イチ消費者視点とマーケター視点、両方から見て面白かったです。

私はこの映画がベストセラーの映画化だとは知らないまま観たのですが、共感できる部分が非常に多く、ベストセラーになるのもわかるような気がしました。

「一見充実しているけど、何かが物足りない・・・」
「安定は確保できたけど、もっとワクワク、心躍る体験がしたい・・・」
こういった思いは「満たされた人々」のないものねだり、ぜいたく、甘えだと言ってしまえばそれまでですが、いま、こういう感情が多くの人々の中に存在しているのは事実だと思います。

こういった感情の解消の仕方は人それぞれあると思うので、単純に「旅行に行けば解決」ではないかと思うのですが、サービスとしてこれらの思いに応える旅や体験を提供することはできるんではないかなと思いました。

「その人なりのストーリー」が作れる旅や体験が得られるなら、人はパック旅行以上のお金をそこに支払ってもいいと考えるはずです。


言葉
印象に残った言葉にこんな言葉がありました。

■「ドルチェ・ファール・ニエンテ
Dolce far niente。イタリア語で「何もしないことの喜び」。イタリア人はこれを知っている、と。リズが出会ったイタリア人が言います。

■「それは職業だ 君じゃない」「あなたの言葉を探して」
「自分を表す言葉は何だと思う?」と聞かれたリズが「ライター」と答えたのに対してイタリア人の友人が言った一言。職業(社会への貢献の仕方)とはまた別の「自分を表す言葉」という考え方にハッとさせられました。

■「You have to learn to select your thoughts the same way you select your clothes everyday... Now that's a power that you can cultivate.」
毎日、服を選ぶのと同じように「考えを選ぶ」ということを覚えた方がいい、それこそが君が自分で養える力だ、と。インドで出会った先輩リチャードの言葉。着ている服のように、今日はどんな考えをしているのか、自分の考えを俯瞰する、という考え方。参考になります。

■「Why don't you just let it be
自然に身をゆだねろ、と。これもリチャードの言葉。インドに来てもなかなか瞑想ができずにもがくリズに対して。let it be、なかなか難しいことです。


おまけ
原作者のエリザベス・ギルバートがTEDでスピーチをしています。本人もとてもチャーミングな方のようです。

エリザベス・ギルバート 「創造性をはぐくむには」
その他関連サイト Eat Pray Love Elizabeth Gilvert Official Eat, Pray, Love - Wikipedia 食べて、祈って、恋をして (字幕版)

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