2011/04/24

たった1分で人生が変わる片づけの習慣 / 小松易


たった1分で人生が変わる片づけの習慣」を読みました。

著者の小松易さんは「かたづけ士」という肩書きのもと片づけ・整理のコンサルタントをされている方です。2005年に独立後、のべ1000人以上もの人を対象に片づけコンサルティングを行ってこられたとのこと。

本書は、そんな片づけ・整理のプロである著者が書いた「片づけのコツ」の本です。片づけの意義、原則とコツが合計44コのコラムにまとめられています

私は「整理」(≒片づけ)についての理解を深めたくて読みました。


目的
整理」(≒片づけ)についての理解を深める。


目次
次のような3部構成となっています。
はじめに
Lesson 1 人生が変わる!「片づけ」のはかりしれないパワー
Lesson 2 意外と知らない 片づけの基本とコツ
Lesson 3 もうリバウンド知らず!片づけを習慣化する方法
おわりに
Lesson 1で「片づけのパワー」すなわち片づけの意義が述べられた後、Lesson 2では散らかった環境を整える方法が、Lesson 3では整った環境を維持する方法が紹介されています。

この本を読む前から私が知っていたことは割愛し、この本を通して初めて知ったこと、あるいは認識が深まったところに絞ってポイントをピックアップしてみたいと思います。今回は全部で8点です。


1. 整理が重要な時代背景

モノと情報の量が日増しに増える現代は、「整理」することの重要性が急速に高まっています。
今では、「モノあまり」の時代になっています。
モノが多いと、ひとつひとつのモノを軽視してしまいがちです。


2. 人のパフォーマンスと環境には深い相関関係があるからこそ、整理が大事

整理をすると気持ちがいい、といった情緒面の価値があるだけでなく、パフォーマンスの面(機能的側面)においても環境を整理することには大きな価値があります。
「あなたの人生」と「身のまわりの状態」はリンクしています。
身のまわりを片づけると、人生が好転し始める。
ちょっと魔法みたいな話ですが、これは理にかなっていることです。
余談になりますが、整理することを覚えた人が経験値的に確信するこの事実を、科学――心理学、認知科学、神経科学など――を用いてきちんと裏付けたいと思っています。


3. 整理は、典型的な「緊急度が低いけれど重要度が高いこと」

整理はすぐにやらなくても問題にならないけれど、長い目で見た場合、するのとしないのとではいずれ大きな違いが生まれてきます。それをわかりやすく教えてくれるものとして、この「10年後のあなた」という発想にはインパクトがあります。
ミス・ユニバース日本代表の専属栄養士であるエリカ・アンギャルさんは「今日あなたが食べるものが、10年後のあなたを変える」と言っています。
これは片づけにも言えます。「今日、あなたが片づけをすることが、10年後のあなたを変える」 これは紛れもない事実です。
片づけは、緊急性はないけれど、人生においてはとても重要なことです。
今日の片づけがじわじわと人生に影響を及ぼしていき、10年後のあなたを幸せにします。


4. 整理が行き届いた理想的な状況とは「何がどこにあるのか」が把握できている状態

環境として理想的なのは「どんなものにもすぐにアクセスできる状態」。その存在や居場所を忘れてしまうくらいのものなら、持っていても持っていなくても大差はありません。しかし、この「押し込んで忘れしまう」パターンは本当によく起こります。。
かたづけの基本動作の最後の項目「しまう」ですが、間違った方向に向かうと、さらに悪い状況を生み出すことになります。
「しまう→押し込む→隠す→忘れる」という負のスパイラルに陥るのです。


5. 整理に関して著者が最も重視する3つのポイント――ゴール・1ヵ所ずつ・4ステップ

著者が片づけ指導において必ず押さえるポイントは、1)ゴールを明確にする2)1ヵ所ずつ取り組む3)明確な4つのステップを踏む、の3つです。
片づけのポイントが3つあります。
1つ目は「ゴール(目標)をはっきり決めてその姿を明確に思い浮かべる」です。
2つ目は「1日15分で1箇所だけ片づける」です。
最後のポイントは「片づけの4ステップ 出す→分ける→減らす→しまう」です。


6. 整理がうまくいかないときに見るべきなのは「つまづきポイント」

整理がうまくいかないときは、整理のどの段階でつまづいているのかを把握することが有効です。それができれば、適切な対策を打つことができます。
私は、「どの段階でつまづくか」を大きく3つのタイプに分類しています。
3つのタイプとは「前」「中」「後」の3タイプです。
・前 はじめられない
・中 うまくいかない
・後 リバウンドする


7. なかなか捨てられないモノを捨てるコツ

整理が苦手な人が一番陥りがちなのが、「捨てられない」状態です。捨てられないときにすぐにあきらめず、自分の価値観と向き合って「本当に必要か?」を判断していくことが、整理ができる人になるためには不可欠です。

その際のヒントとして著者は、他で入手できたり「いつか使うかも」程度の使用頻度だったりするものは思い切って捨てること、を提案しています。
片づけの対象となるモノが「ほかで入手可能なのか/不可能なのか」という判別方法を使うことで、一発で「捨てる/捨てない」を判別することができます。
「いつか使える」と思った瞬間に、それは、一生使うことはありません。「いつか」は永遠に来ないのです。
・他で入手可能なら→捨てる
・迷ったら→捨てる
・「いつか使える」ものは・・・→捨てる


8. 整理をコツコツやる派と一気にやる派

整理ができるようになるために、最初の整理はコツコツやるべきかそれとも一気にやるべきか――ここは議論が分かれるところです。この本の著者はコツコツやるやり方をおすすめしていますが、「人生がときめく片づけの魔法」の著者は一気にやる方法をおすすめされています。
一気に片づけると、とても「リバウンド」を起こしやすくなります。
(片づけの指導のときに)念をおすのが「片づけは細分化して行う」ということです。


こんな方におすすめ
・整理・片づけがもっと上手にできるようになりたい


おまけ
著者の小松易さんの公式ページはこちら。
スッキリラボ
かたづけ士の整理・整頓日記


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