2011/04/17

習慣力 1日1分7つのステップ / 今村暁


習慣力」を読みました。

習慣というものの価値やそれにまつわる原理、習慣化の具体的方法について書かれた一冊です。

著者の今村さんは子ども向けの個別指導塾を経営されており、その経験から培ったノウハウを「習慣」という切り口でまとめ上げたのがこの「習慣力」のようです。


目的
習慣についての理解を深める。


目次
習慣教育を体験した方からの声
第1部 「良い習慣」とは何だろう?
第2部 それでは実際にやってみよう!「良い習慣」が身につく1日1分7つのステップ
第3部 「習慣道」を極める「早起き」「掃除」」「日記」そして「十の誓い」
あとがき


習慣について私がこれまで学んできたポイントは割愛し、今回はなるべくこの本独自のポイントに絞ってピックアップしてみます。今回は合計7点です。

まずは、習慣の議論の前提となる、習慣に対する認識、人間に対する認識から。


1. 習慣 = コンピュータのプログラム

習慣とは「日々の積み重ね」であり、「人間という超高性能のコンピュータの上に載るプログラム」であるという考え方をされています。

この比喩に込められた意味は、1)習慣化や脱習慣は誰にでもできる2)特定の習慣をインストールするにはそれにふさわしいステップが必要、といったところでしょうか。


2. 人間 = 感性 + 理性 + 知識 + 行動

人間は、感性、理性、知識、行動。この4つの要素で説明するとわかりやすいとのことです。車にたとえると、それぞれ
感性 = ガソリン ※夢・目標など
理性 = 車体 ※論理的思考力・判断力・本質志向・計画力・プラス思考など
知識 = マニュアル
行動 = アクセル・ブレーキ・ハンドル ※手・口・足を実際に動かすこと
にあたるそうです。ここから言えることは「すべてがきちんと整っていて始めて夢に向かって走ることができる」と。このたとえも非常にわかりやすいです。

続いて、習慣を身につけることにはどんな意義があるのか、について。


3. 習慣の価値

第一に言えるのは、習慣をコントロールせずして成功することがそもそも難しい、ということ。
「一瞬のやる気」では夢は叶わない
継続なくして成功するはずがありません
実際に「行動」と「継続」がない限り、人は変わりません

もうひとつ言えるのは、習慣の活用は誰にでもできる、ということ。
人は誰でも変わることができます
人は誰もが「行動を継続する」ことで変われるのです

そして、人生は習慣に助けてもらうか足を引っ張られるかで大きく変わる、というポイントも挙げられています。
自分を助けてくれる良い習慣をひとつでも多く持つか、自分の足を引っ張る悪い習慣をひとつでも多く持つかで人生は天と地ほど変わってしまうのです

また、夢が明確にあるならいいが、そうでない場合は習慣がきっかけになる、とも。
世の中の全体の90~95パーセントの人は、この「行動の習慣づくりから入る」ことが大事だと考えています

最後に、習慣化に関わる原理と習慣化のプロセスについて見てみます。


4. 習慣化に関わる原理

習慣化に関係する原理として次のようなものがあるとのことです。
・人間の活動は、感情と意志によって決まる
・感情は、言葉や動作、表情、姿勢などの外面を変えれば変えられる
・意識 = 顕在意識(表面) + 潜在意識(中身) + 感性(核)
・一番深層にある感性にはたらきかけるには内観が必要
・内観をし、頭の中がスッキリすると、ブレーキがはずれ自然に前に進むようになる


5. 習慣化の方法

習慣化を行うには、合計7つのステップを踏むのが有効です。
1.現状認識 「今のままじゃ、まずいなぁ
2.感性、欲求 「変わりたいなぁ
3.「変わるぞ!」と決意する
4.仲間をつくる
5.良い気持ちを味わう
6.反復トレーニングをする
7.維持する仕組みを考える
まずビジョンを持って決意し、仲間の助けやごほうびに支えられながら習慣化に取り組み、最終的には仕組みのサポートを受けながらひたすら続ける、となります。


6. 他の習慣の基礎となる4つの習慣

早起き → プラス思考の源泉
掃除 → 自分の人生をコントロールできている実感
日記 → 内観と自分への励まし
記録シート「十の誓い」 → 習慣化の促進


7. その他注意点

自己啓発本やマニュアル本を読むことが目的化してしまうことに注意、とのことです。「成功哲学マニア」になることと「「成功する人」になることは全然違います、とのことでした。耳が痛い言葉です。


一言感想

実例も豊富に盛り込まれており、実践から練り上げられた考え方だということがよくわかりました。

なかでも、習慣を「コンピュータのプログラム」と捉える視点は非常に直感的でわかりやすく、良かったです。人間を要素に分解して全体的に捉える視点も、習慣化を考える上で確かに大切なポイントだなと感じました。


こんな方におすすめ
・習慣についての理解を深めたい
・習慣化のスキルを身につけたい


おまけ
著者の今村さんの公式ページはこちら。
習慣教育 今村暁 オフィシャルブログ
今村暁について - メンタルリスクマネジメント株式会社
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