2011/04/05

人生がときめく片づけの魔法 / 近藤麻理恵


人生がときめく片づけの魔法」を読みました。

片づけのプロとして活躍する根っからの片づけ好き・コンマリ(近藤麻理恵)さんが書く片づけ本

片づけとはそもそもどういうことなのか、リバウンドは起こさないためにはどうすれば良いのか。経験と実績にもとづいた片づけのノウハウが紹介されています。

目的
モノと空間の整理(=片づけ)についての理解を深める。

目次
はじめに
第1章 片づけても、片づけても、片づかないのはなぜ?
第2章 まずは「捨てる」を終わらせる
第3章 「モノ別」に片づけるとこんなにうまくいく
第4章 人生がキラキラ輝く「ときめき収納レッスン」
第5章 人生がドラマチックに変わる片づけの魔法
おわりに

本書のエッセンスを以下にピックアップしてみます。今回は全部で8点です。

1 片づけは自分の棚卸し

まずは、片づけにはどのような意義があるのか、というところから。
片づけは、本当に自分の好きなモノを見つける自分の棚卸しでもあるのです。
本当に大切なモノを大切にするために、役割を終えたモノを捨てるのです。
自分がきちんと向き合える量に絞り込むことによって、モノと自分との関係がいきいきしてくるのです。
片づけをするとき、人は自分の価値観に向き合うことになります。その意味で、片づけとは自分の棚卸し、とのこと。そして、モノを捨てることは残ったモノをもっと大切にすることである、と。

片づけなんてさっさと終わらせたほうがいいと思っています。
(中略)
あなたは「あなたが本当にときめくこと」に大いに時間と情熱を注いでください。
確かに、片づけには必ずもうひとつ上の目的があるはずです。その目的を見失ったままだと、退屈で悲壮な片づけになりかねません。

2 片づけ = 1)捨てる + 2)定位置

片づけでやるべきことは大きく分けて、たった二つしかありません。「モノを捨てるかどうか見極めること」と「モノの定位置を決めること」。
あらゆるモノの定位置を一つ残らず決めること。じつはこれこそが収納とは何かの本質なのです。
まず、捨てるか残すか決める、そして、残すものについてはモレなく定位置を決める。

3 片づけ = 日常の片づけ + 祭りの片づけ

片づけには二種類あります。「日常の片づけ」と「祭りの片づけ」です。
2は片づけをプロセスで切ったときの分解でしたが、これは、片付づけをタイプ別に切ったときの分類です。これも2つに分類できます。このあたりはとてもわかりやすいです。

4 片づけ衝動の原因

試験前の「片づけたい衝動」、(中略)けっこう一般的な現象だということがわかりました。(中略)試験前にかぎらず、せっぱつまった状況になると片づけたくなる人が多いようです。
(中略)無性に片づけがしたくなるとき、それは(中略)心理的に片づけたい「別の何か」があるときです。
まさに消費者インサイトな、試験前の「片づけたい衝動」。確かに、片づけたい衝動はネガティブな逃避行動ではなく、脳内のメモリの空き容量を増やすために行うポジティブな行動だと思います。

5 リバウンドを起こさないために必要なこと

片づけのコツは「一気に、短気に、完璧に」。
ときめくかどうか。心にたずねたときの、その感情を信じてください。
収納は極限までシンプルにかぎる(以下略)
片づけは(中略)「モノ別」に考える。もう二度とリバウンドしたくなければ、このポイントは絶対にはずさないでください。
同じカテゴリーのモノは一ヵ所に収納する。
一気にがんばってやった片づけがリバウンドしてしまうと、セルフイメージが下がり、片づけに対する苦手意識が生まれて、チャレンジがさらに難しくなります。それを防ぐためには、自分の価値観(ときめき感)に基づいて、一気にやって、シンプルな収納ルールを作ること、と。

6 片づけのベース

「片づけはマインドが9割」
具体的に「理想の暮らし」を妄想してみることが重要です。
(中略)
次にするのは「なぜ、そんな暮らしがしたいのか」を考えること。
(中略)
結局、モノを捨てることも、モノを持つことも、「自分が幸せになるため」にすることなのです。とってもあたりまえのことのようですが、このことを今一度、自分で考えて納得して、腹にストンと落ちるようにすることが大切です。
人がどんな環境環境に囲まれていると幸せかは、その当人にしか決めることはできません。
片づけのベースになるのは、理想的な暮らしのビジョン。これが明確になっていないと、どこに向かえばいいのかがわからず、片づけに手をつけても途中で訳が分からなくなったりします。手を動かす前に自分の理想と向き合うことが大切です。

7 おすすめの片づけの順番

「スムーズに捨てるための、基本の順番」はこう。はじめに衣類、次に本類、書類、小物類、そして最後に思い出品。この順番がベストです。
難易度の低いものから順番にした方が良いそうです。徐々に経験値を上げていって最後に一番難しい思い出の品に挑む、と。合理的です。

8 その他のこと

バッグは毎日、空にしましょう。
「空バッグ習慣」と「片づけレベル」との間には強い相関がありそうです。

収納を開いたときに見える「情報の多さ」が、部屋の中にざわざわ感をつくりだしているのです。
これは「ものは一応スペース内に収まったけど、どうもスッキリしない」というときにありがちです。シンプリシティを保つことも大切。

・・・以上です。

一言感想

他の片づけ理論の不足点や問題点についても言及してあり、また、ひとつひとつの主張に理由が添えられており、非常に納得感の高い内容でした。

こんな方におすすめ
・片づけができるようになりたい
・シンプルライフにしたい

おまけ
著者の近藤さんはブログも書かれています。片づけのビフォーアフターの事例や主催されているセミナーの感想などが載っており、参考になります。
乙女の整理収納レッスン(近藤麻理恵さん公式ブログ)


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