2011/04/23

ライフオーガナイズ もっと心地いい暮らし方 / 一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会監修


ライフオーガナイズ もっと心地いい暮らし方」を読みました。

監修者の日本ライフオーガナイザー協会とは、アメリカで普及している「プロフェッショナル・オーガナイザー」という職業とその手法を日本に広めるべく2008年に設立された団体です。

この本には、そのライフオーガナイザー協会が提案する整理術の特徴具体的なTIPS写真付きの実例など幅広い内容が載っており、これを読めば一通り「ライフオーガナイズ」の全体像がつかめる!――そんな一冊となっています。

私は最近勉強している「整理」についての理解をさらに深めたくて読みました。

目的
整理」についての理解を深める。

目次
プロローグ
わたしの「心地いい」をつくるライフオーガナイズ
Chapter 1 自分らしくすっきり暮らす一人ひとりの基準と仕組み
Chapter 2 はじめてのライフオーガナイズ
Chapter 3 課題をクリアした一人ひとりの発想と工夫
Chapter 4 快適の仕組みをつくるアイデアとグッズ
エピローグ

個人的に、「プロフェッショナル・オーガナイザー」や「オーガナイズ」についてはこの本を読む前から少し勉強してましたので、そのあたりの部分については割愛し、私がこの本を読んで初めて知ったこと、あるいはクリアになったことだけをピックアップしてみます。今回は全部で6点です。

1. ライフオーガナイズとは俯瞰し仕組み化すること

ライフオーガナイズとは「人生の中のあらゆるものを俯瞰して、自分の価値観と照らし合わせながらより快適になるように仕組み化していく」そんな技術のようです。
ライフオーガナイズは、「空間や暮らし、人生を俯瞰し仕組み化する技術」のことです。
ライフオーガナイズには、「人によって適した方法は異なり、正しい方法はない」という基本理念があります。

2. 一般に整理がうまく行かないのは「価値観」が明確でないから

どうにもうまく行かない場合は、価値観をはっきりさせるプロセスが抜けているかもしれない、とのことです。
自分の『価値観』をはっきりさせる、という最初の一歩。
これは、佐藤可士和さんの超整理法で言うと、視点導入とプライオリティの決定ができていないから。

たとえば、価値観が明確でないときにはこんなことを自分に問いかけてみるのが有効です。
理想の暮らしは?
なりたい自分って?
心地いい部屋とは?
そこで毎日どんなふうに過ごしたい?

3. 生活全体を見渡したときに整理がうまく行かない具体的な理由

整理がうまく行かない理由は大きく分けて次の2つです。1)やり方を知らないのか、2)やろうと思ってもできないか

やろうと思ってもできない場合はさらに2つにわけられて、環境由来のものかその人の性質由来のものかに分かれます。

本書の中ではよくある「片づかない状況」として次の3つが挙げられています。
1.片づけや収納方法を知らない
2.出産や引っ越し直後など、環境や状況の変化が原因で、片づけられない状況に陥っている
3.心理的原因、心や身体の病気、脳の機能障害のために慢性的に片づけられず、生活の質が落ちている
ちなみに、オーガナイザーという職業が主に対応できるのは、このうちの1と2の場合です。

4. 整理することは単純に見えて意外と難しい作業

上手に整理をするためには、対象や状況の認識力、分類や優先順位付けに必要な判断力、モノの配置を考える空間思考力スケジューリング力などなど、様々な能力が必要となる、と述べられています。

確かに、「整理」と一口に言ってもそのプロセスの中でやるべきことはたくさんあります。ですので、ある意味、整理はスポーツのように「いろんな能力が養える格好のエクササイズだ」と考えても良いのかもしれません。頭と体の両方を使うという意味では、脳トレよりもいいかも。
整理や片づけに必要となる能力:
・ものの識別
・要不要の判断
・三次元空間の把握
・用途や頻度の判断
・片づけのスケジューリング
・形状や大きさに合わせた配置

5. オーガナイズでやるべきことは大きく3つ――「減らす」「整理する」「維持する」

オーガナイズ(人生を俯瞰しての整理)で行うことをプロセスで分けた場合、次の3つの作業が存在します。
オーガナイズの手法
1.減らす
2.整理する
3.維持する
これらをごちゃごちゃにやるのではなく、「今どの作業をやっているのかな?」ということをきちんと認識しながらやること(作業プロセスそのものも整理すること)が、整理のコツのひとつかもしれません。

6. モノを捨てるときの判断基準も3つ――「頻度」「状態」「感情」

整理の最初のステップ「減らす」。それをやるにもどこから手を付けていいかわからない――そんな場合には、優先順位(=劣後順位)を決める際に有効な3つの軸が存在します。
「減らす」に効果的な分類キーワード
・使用頻度
・状況
・感情

一言感想

理論がコンパクトにまとまっており事例も豊富だったので、その間を行き来しながら読むことができ、とてもわかりやすかったです。雑誌をパラパラ眺めるような気分で読めて、素直に「整理することってこんなすばらしいことなんだなぁ」と思えました。

ここで学んだエッセンスを取り入れて、私自身の整理の考え方をブラッシュアップしていきたいと思います。

こんな方におすすめ
・整理や片づけの本を何冊か読んだけど、まだできるようになっていない人
・整理や片付けに対するモチベーションを高めたい人

おまけ
日本ライフオーガナイザー協会


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