2011/04/28

ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門 / カレン・キングストン 田村明子


風水整理術入門」を読みました。原題は「Clear Your Clutter with Feng Shui」(風水でガラクタをなくそう)です。

風水のアイデアを取り入れた整理術「スペース・クリアリング」(Space Clearing)を提唱したカレン・キングストンがその独自の整理術について語った一冊です。

整理」についての理解を深めるため整理関連本を探していたときに、Amazonでレビュー300件以上、平均点4点以上と非常に高い評価を受けているこの本に出会いました。実際に読んでみると、高評価であることに納得がいく非常に良い本でした


目次
第1部 「ガラクタ」を理解する
第2部 「ガラクタ」を見分ける
第3部 「ガラクタ」の処分の仕方


この本は風水の考え方をベースに住空間、カラダやココロの「ガラクタ」をどう減らしていくかを解説した本なのですが、今回は風水は抜きにしてシンプルに「空間の整理」にフォーカスして読んでみました(もっと広い視点で読むともっとたくさんの学びがかるかと思います)。

この本をその視点で読んで得られた学びを以下にピックアップしてみたいと思います。今回は全部で4点です。


1. ガラクタ(clutter)とは

まずは、議論の前提となるガラクタの定義から。ガラクタは、所有しているが使わないもの、好きではないもの、適当に放置してしまっているものを指します。
私が言う意味の「ガラクタ」とは、四つのカテゴリーに分類されます。
・あなたが使わないもの、好きではないもの
・整理されていない、乱雑なもの
・狭いスペースに無理に押しこまれたもの
・未完成のもの、全て


2. ガラクタ(clutter)が与える影響

上記のガラクタを放置しておくと、カラダココロ時間お金人間関係など、人生を構成するさまざまな側面で悪影響が出てきます。本書に出てきた「ガラクタの影響」を私なりに分類してみると次のようになりました。

■カラダ面
疲労感
運動不足に陥りやすくなる

■ココロ面
感性が鈍る
気分が晴れない
自分を恥じるようになる

■時間面
余分な掃除を強いられる
探し物が見つかりづらくなる

■お金面
保管するだけでお金がかかる

■人間関係面
親しい人との間でトラブルが起きやすくなる
・物事を延期したり約束を破ったりして他人を大切にできなくなる

■人生全体
人生の展開が遅くなる
大切なことに頭がいかなくなる
人生がどういう状況か不鮮明になる
人生の楽しみを味わう余裕がなくなる

■その他
火事の危険性

問題のサイズ感はそれぞれ異なりますし、中には「整理ができてなくても何も問題ない!」という方もいらっしゃるかと思います。

しかし、部屋が片付いていない人が「このどれひとつといって全く当てはまらない!」と自信を持って言える状況は稀なのではないかなと思います。

私は個人的に、どれも指摘されると納得のいくものばかりでした。。このリストを見ると、「ガラクタを整理しないなんてもったいない!」といますぐにでも整理に取りかかりたくなります


3. ガラクタを整理すると何が良いのか

さきほどはガラクタの問題点を挙げましたが、逆にガラクタを整理するとどうなるのか、というところを見てみたいと思います。

ガラクタの整理をすると、「ココロの中まで整理され、その後の人生が全面的に向上する」という非常に大きな効果があります。整理というほんのちょっとした投資を行うことで得られる見返りは、本当に計り知れません。

「ガラクタ」のクリアリングがこれほど効果的なのは、あなたが自分の外側を整理していくと、同時に内側も整理されていくからなのです。
私が(中略)お勧めしているのは(中略)身のまわりの整理整頓をすることによって、人生の整理整頓を行うということ。
障害物を取り除くことで、あなたの人生には新たなチャンスがめぐってくる余裕が出来てくるのです。
整理された家とは、整理された思考ということです。
机の上が整理されているのは、頭の中が整理されていること。整理された頭には、ヴィジョンと展望が開けます。
きれいな机で仕事をすると、能率が上がりアイディアがひらめき仕事に充実感が生まれます
だから、ガラクタを整理するということはつまらない雑務でも雑用でも何でもなく、自分や周りの人、与えられた人生をもっと大切にできる道に進むために不可欠な一歩、と言っても過言ではないかと思います(・・・とまで言うとちょっと大げさかもしませんが、本当にそう思います・・・)。

ちょっと話は逸れますが、個人的に主婦や主夫(housekeeping)というのは、本人がその気さえ持てば「非常に高度なマネジメント業務」だと思います。筆者もこう言っています。
家をちゃんと世話してあげることは、あなた自身を大切にして愛していることになるのです。
家のものを修理したり改善したりすることは、あなた自身への投資だと思ってください。
「ガラクタ」を処分することは、自分に良いことをしてあげている、という意識を持ってください!


4. モノを手放す第一歩を後押しするアドバイス

モノを手放すことに慣れていないうちは、手放すことは人生の一大事かのように思えます。そんなときは「すべてのものは一時的な借りものなんだ」というアイデアが助けになります。
すべてのものは一時期立ち寄るだけ
人生は常に変化しています。ですから何か新しいものがあなたの人生に転がり込んできたなら、それを満喫してうまく使い、そして時期が来たら手放しましょう。
あなた自身の体すら自分のものではありません。
単なる「借りもの」というのが、一番正しいでしょう。


本書は本当に良書で、他にも取り上げたいポイントがたくさんあります。全部書くと長くなってしまうので、今回はここまで。次回に続きます。


こんな方におすすめ
・きれいな部屋に住みたい
・整理したいのにモチベーションがいまいち上がらない


0 件のコメント: