2011/05/05

アメリカ・ナンバーワンNo.1 最強整理術 アメリカ1の「そうじの達人」が教える ガラクタを捨て、幸運を呼び込む方法 / ドン・アスレット 嘉山由美子


アメリカ・ナンバーワンNo.1 最強整理術」を読みました。

アメリカ最大規模の清掃会社「ヴァーシティ・コントラクターズ」の創始者ドン・アスレットが書いた整理本です。

整理することの意義や整理が一般的に難しい理由、ガラクタ(clutter)の見分け方、ガラクタを増やさない方法など、整理に関するトピックが幅広く取り上げられています。


目次
第1章 あなたはこのまま、ガラクタに囲まれた人生を送るのか?
第2章 ガラクタを取っておく「いいわけ」を考察する
第3章 ガラクタは私たちに死をもたらす
第4章 ガラクタにまつわる経済効果を推察する
第5章 家やオフィスの最強整理術
第6章 個人の「宝物」最強整理術
第7章 紙類の最強整理術
第8章 クローゼットの最強整理術
第9章 これ以上ガラクタを増やさないための心得
第10章 あなた自身の最強整理術


本書から私が得た学びのポイントをピックアップしたいと思います。今回は全部で9点です。

1. 人生を生きる上で大切なこと ≠ モノをたくさん持つこと

そもそも人間は、たくさんのモノを抱え、モノに支配されるために生きているわけではありません。やりたいことをやり、楽しみ、大切な人を大切にするために生きているのです

しかし、過剰なモノはそれらの自由を知らず知らずにうちに奪ってしまいます。
手入れが必要なことの多くは、私たちを苦しませ、自由を奪う。本当にしたいことをしたり、楽しむ時間がなくなる。(中略)私たちの心や感情や、人間関係までも抑圧されてしまう。あまりにも多くのモノに囲まれていると、私たちにとって本当に大切な人のための時間もなくなる。
モノは私たちの目の前にあるにすぎないのだが、私たちの頭の中まで侵入してくるようだ。そして、私たちの考える力や、柔軟さを奪う。

2. 整理の意義1 = 大事なことに集中できるようになる

整理された環境は、本当に大切なことに集中することを可能にします。整理された環境を整えることは、雑用や雑務ではなく、本質に近づくのに欠かせない重要な作業です。
人はどんな仕事に取り組んでも、仕事そのものよりも準備に、つまりその仕事をする場所や、道具や必要なモノを探すのに時間をかける。6秒で釘を打てるのに、釘と金槌を探すのに10分かかってしまう
肝心なのは釘を打つことであり、釘を探したり、見つけたりすることではない
ガラクタ捨てに使った時間は、数倍になって帰ってくる。将来、ガラクタで悩み苦しんだりする時間を節約できるのだ。

3. 整理の意義2 = モノを有効に活用できる

モノも知識も、持っているだけでは何の価値もありません。生活の中で実際に使ってこそ価値をもたらします。そのため、私たちは、モノをたくさん持つこと(量)よりも、モノを活用すること(質)を重視しなければなりません
モノは、日常的に使ってこそ価値がある。所有するだけでは、無価値に等しいのだ。
役に立つ価値あるものを持っていても、見つけられないなら、持っていないのと同じだ!
あまり注意も払わず、取っておく目的もないのなら、ただのガラクタである。
実際に使える以上のモノは、ガラクタになる。(中略)私たちは、量ではなく、質を重視しなければならないのだ。

4. 整理のキホン = よく使う場所 + わかりやすい分類

モノをうまく収納するコツは、1)使う場所の近くに置いておくこと2)何がどこにあるのかすぐにわかるようにすることです。
ものは、使う場所の近くに置くようにするとよい。
ものをしまっておくには、ものを分類立て、何がどこにあるのか覚えられるようにするといい。

5. 捨てにくいモノを手放すコツ1:贈り物

「捨てにくいモノ」のひとつに、人からもらった「贈り物」があります。贈り物については、モノそのものではなくもらった事実や気持ちにこそ本質があると考えることで、手放しやすくなります。
贈り物は、贈り主の表現の一部分なのだ。表現したことで、その役割を果たしたといえる。贈り主のメッセージは、私たちの一部となり、これからも私たちと共に生き続けるだろう。
楽しみをもたらし、いい考えを促したり、愛情あるメッセージを運んでくれるのは、モノ自体ではない。記憶や感情は、贈り物の中ではなく、あなたの中にあるのだ。
私は、この考え方を取り入れることでモノを手放すのがずいぶん楽になりました。

6. 捨てにくいモノを手放すコツ2:思い出の品

「思い出の品」も「捨てにくいモノ」のひとつです。これについても、価値はモノそのものにあるのではなく、「ステキな思い出を思い出させてくれる」という価値にあると考えることが有効です。
しばらく取っておいて、思い出をためるのだ。それから愛する人が一番大事にしていたものいくつか保存し、残りは捨てることだ。
思い出は、私たちの持ち物で最も価値がある。記念品や形見を集めれば、薄れゆく思い出を何度もよみがえらせられる。
これらがあなたの生活を豊かにするなら、取っておくべきだ。
捨てる必要のある大きなガラクタを、ひっそりとおけるような小さなガラクタに縮小するのはいい。
思い出の品が大きなモノである場合、必ずしもその全てを取っておく必要はありません。分解して一部だけを残す、あるいは、写真に撮って現物は手放してしまう、というのもひとつです。

7. 捨てにくいものを手放すコツ3:なんとなく捨てられないもの

どうしてもモノを減らせない場合には、「これがなくなったらどうなるだろう?」という質問を自分に投げかけることが有効です。もし、なくなってもそれほど大きな損失がなさそうなのであれば、そのモノは捨ててもかまいません
捨てるべきか、取っておくべきか?(中略)決心がつかなければ、自分に問いかけるのだ。
これがなかったら、私の人生はどうなるだろう?
モノについてではなく、自分自身や人生、自由について考えることだ。

8. モノを増やさないためにできること:モールにはむやみに行かない

ショッピングモールには人を買い物へと駆り立てる誘惑がいっぱいです。どんなものを見ても欲しくならない自信がある場合を除いて、モールにはむやみに足を踏み入れないことが有効です
必要なものがないなら、モールに行ったり、うろついたりしないほうがいい。

9. 大切なのは、自分の価値観で判断すること

モノの価値を決めるのは、世間ではなく他の誰でもなく、自分自身です。人任せでガラクタ整理をすると、自分の価値観が育たず、結局また散らかっていくことになります。

整理された環境を維持するためには、モノの整理をしながら自分の価値観と向き合うことが大切です。
最終評価はあなた次第だ。ガラクタがそうでないかは、あなたが判断するのだ。

・・・以上です。

一言感想

盛りだくさんな内容で、さすが経験豊かなプロが書いた本だという感じがしました。

アメリカと日本とでは家のサイズやモノに対する考え方は大きく異なるかと思うのですが、本書の中にはそのまま参考にできるポイントがたくさんありました。よかったです。

おまけ
著者のドン・アスレット個人の公式サイトとヴァーシテ ィ・コントラクターのサイトはこちら。
Don Aslett's Clearning Resources
Varsity Contractors, Inc.


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