2011/06/13

40代からの自分の人生を充実させる整理術 / 仲井圭二 その1


40代からの自分の人生を充実させる整理術」を読みました。

著者は一般企業に勤めながら整理収納アドバイザー1級・ハウスキーピング協会認定講師としても活躍する仲井圭二さん。

(本書のあとがきによると、)多くの人に自分で自分の人生を決めるということが人生を豊かにするということに気づいてほしくてこの本を書かれたそうです(「整理」を突き詰めていくと「自分の生き方を自分で決める」というところに繋がっていくと私も思います)。

整理についての理解を深めたくて読みました。


以下、目次です。


目次
はじめに
第1章 仕事以外の世界は広い
第2章 仕事の時間を短縮して、生きがいの時間を生み出す
第3章 仕事を「見える化」できたら、仕事の半分は片付いたも同然
第4章 探しものをなくしてテキパキ仕事
第5章 これであなたは「時間の達人」
第6章 体と頭、心を最高の状態にする
あとがき


まずは本書の位置づけについて。タイトルに「整理術」とありますが、「整理」に関するお話は実は全体の半分くらい。もう半分は「現代を生きる上で持つべき心構え」のようなことが書かれています(私は「一冊丸々整理本!」というのを期待して本書を買ったため整理に関する内容が多くないのは意外でしたが、「心構え」に関する内容が面白かったのでこれはこれで良い出会いでした)。

ですので、この本に関しては「整理」と「心構え」。この2つに分けて書いていきたいと思います。今回は「整理」だけを取り上げます。

ということで、以下「40代からの自分の人生を充実させる整理術」のエッセンス~「整理術」編です。今回は全部で4点です。


#1 仕事の最初のステップは「整理」

ドラッカーが「知識労働者」という言葉で語ったように、もはや現代は「言われたことをやっていればそれでいい」時代ではありません。環境が急速に変化する中で「何を目的に(WHY)」「どういうことを(WHAT)」「どういう段取りで(HOW/WHEN)」やるのかを自分で決めていく必要があります。

効率を求める前に、効果。正しい的を狙うことが必要です。

ここで役に立つのが、整理の発想と技術です。

本書では次のように述べられています。
仕事を「見える化」できたら、仕事の半分は片付いたも同然
仕事の細分化、具体化が進んでいけば、仕事もだんだんほぐれてきて、柔らかくなっているはずです。ここまでくれば仕事は半分ほど終わったようなもので、あとは期限に合わせて作業を行っていくだけなのです。


#2 整理収納は「使うため」にする

整理や収納の目的はあくまでも「その空間を快適にすること」「モノを使いやすくすること」です。

モノを使い安くするためには「モノがすぐに取り出せる環境作り」が必要ですが、そのコツとして著者は、1)使用頻度と定位置、2)ラベル、3)分類、の3つを挙げています。
(1) 使用頻度の考慮と定位置
(2) ラベルを貼る
(3) 適切な分類

また、人それぞれ、快適さの基準や日々使うモノは異なるため、「この整理の仕方がベスト」と一概に言うことはできません。自分の価値観やライフスタイルをもとにした一人ひとりのカスタマイズが不可欠です。
どんな物をどれだけ持てば自分が一番快適なのかは、自分で判断するしかありません。
人間が生活の主役です。家や部屋が主役ではありません。


#3 その他の整理の工夫

その他さまざまな整理のコツが紹介されています。

書類 … 溜まる一方の書類は、「捨てる基準」を明確にして、どんんどん手放していくことが必要です。残った書類は「ファイリング」の技術を用いて再利用するときのために分類していきます。

メール … こちらも、基準を決めてどんどん処理していきます。読まないメルマガは解除重要で返信が必要なメールは即返信特に重要なメールは別途保存。重要なメールについて著者は
ほかの文書ファイルと同じように、ワードなどの形で保存しておきます。その上で、受信箱のメールを削除していきます。
と言っています。ちなみに、私が使っているGmailにはアーカイブ機能(メールを保存したままinboxから見えなくする機能)が付いていて著者と同じことがメーラひとつでできます。

時間 … 時間については、時間の使い方を記録するひとつのことに集中する時間を作る細々としたものはまとめて処理する、といったことを行えばより効果的に使うことができます。


#4 整理が最上位の目的ではない

私自身の経験から思うことですが、整理の技術を身につけようとする過程では、整理することを単純に過大評価してしまったり、整理がうまくできないことがストレスになったりします。

そういうときには、整理は最上位の目的ではなく、人生を豊かにするため、周りの人や時間やモノを大切にするための手段にすぎないことを思い出すのが良いようです。

著者こう言っています。
片付けはあくまで手段であって、目的ではありません。目的は、あなたが毎日楽しく過ごすことです。


・・・以上です。


一言感想

整理の「価値の話」と「方法論の話」と「整理以外の話」がいっしょくたでちょっと雑然とした印象も受けましたが、著者が多くの人に伝えたいと思っていることがぎゅっと盛り込まれている感じがして、よかったです。

読んでいて、著者から直接話を聞かせてもらっているような気分になりました。


こんな方におすすめ
・整理収納アドバイザーが話す整理の話、その他の話がいろいろ聞きたい


おまけ
著者が1級を取られている整理収納アドバイザーの2級公式テキストは一般にも販売されています。そのレビューを過去に書いていますのでもしよろしければ。
整理収納アドバイザー公式テキスト 一番わかりやすい整理入門

著者の仲井さんのサイトなど。
楽しい毎日を送るお手伝い 物と心を整理するコーチ 仲井圭二の日記
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追記20110617
「40代からの自分の人生を充実させる整理術」の2回目のレビューを書きました。

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