2011/06/17

40代からの自分の人生を充実させる整理術 / 仲井圭二 その2


前回に引き続き、「40代からの自分の人生を充実させる整理術」について。

前回は、私が思うこの本の2本柱――「整理術」「心構え」のうち前者「整理術」について書いたので、今回はもう一方の「心構え」について書いてみたいと思います。

・・・ということで、以下、「40代からの自分の人生を充実させる整理術」のエッセンス~「心構え」編です。今回は手短に4点です。


#1 心構えその1:自主性を持つ

「現代を生きる上で持つべき心構え」として重要なことの第一は、自主性を持つこと。自主性を持つとは、人生において何を大切にするかを自分で決めて自分で自分の行動やアウトプットに責任を持ち、そして最終的には人生そのものに責任を持つということです。

「そんな堅苦しいこと考えなくてもいいんじゃないの?」といった声に対して、著者は次のように述べています。
いい学校を出て大きな会社に入れば、一生安泰という価値観も崩れつつあります
自分の人生を豊かにするにはどうするべきか。
その答えは、人それぞれ(中略)。
そもそも「豊かさ」の解釈も、人によってさまざま(略)。
忙しい日々の生活の中にも「余剰の時間」は結構あるものです

「人生をどう使うか」というテーマもある意味、整理術の対象と考えることができます。


#2 心構えその2:自分の声を聞く

忙しいという字は「心を亡くす」と書きます。本当に言葉のとおりで、忙しくしていると、自分が目指していたことや望んでいたこと、満足する対象がぼやけていきます。それが長く続くと、人生をより良いものにしていくことなんてできません。

だから、ときどき自分の声に耳を傾けるということを忘れてはいけません。
「何の制限もなく、何をやってもいいと言われたら、あなたは何がしてみたいですか?」という質問。少々現実離れしていても、自分に投げかけてみたら、本当の気持ちが見えてくることでしょう。


#3 心構えその3:働く時間を減らす

現代人の忙しさの原因の多くは、忙しくすることが悪いことだと認識できていないことにあると言ってもよいと思います。「勤勉は善」という考えそのものは正しいかと思うのですが、それを拡大解釈して「際限なくやればやるほどいい」「忙しければ忙しいほどいい」と考えるのは大きな間違いです

「仕事でしかできないこと」と「仕事ではできないこと」。その両方が存在するので、それらのバランスをうまく取ることが大切です。
世の人々の忙しさが解消されないのは、誰も「忙しくない生活にしよう」と本気で考えてないからではないかと私は思います。
仕事と仕事以外のこと、どちらがより大事というものではなく、あえて言えば「どちらも大事」なのです。両方が充実することによって、互いの時間を刺激し合い、いずれもあなたの人生を豊かにするものなのですから。
「額に汗すること」と「成果を挙げること」は同じではない

私はこのあたりの認識が持てておらず、過去数年間「頭が動くかぎり働く」ということをやってきました。効率が悪くなってもおかまいなし、ただがむしゃらにやることが大切だ、と考えていました。。。が、今では著者の考えに強く共感します。


#4 心構えその4:自分をメンテナンスする

空間や時間を整理せずにがむしゃらに働くと、自分をないがしろにしていることになります。自分が高いパフォーマンスを発揮し、充実した時間を過ごせるためには、自分を一歩引いた視点から見て自分自身をメンテナンスしてあげることが必要です

この点に関して、著者は4つのポイント――1)休息2)食事3)運動4)自分へのメッセージ、を挙げています。それぞれ次のように述べています。

休息 …
集中力が続くのはせいぜい1時間程度
1時間に1回は積極的にサボる
食事 …
必要以上に食べることは、疲れの原因になる
自分にとって、適正な食事の量を知ることの大切さ
運動 …
とにかく歩く
普段から心がけていることは、なるべく歩くことです。
(歩くことで)体調が良くなり、精神面でも安定します。歩いている間にいろいろなことを考えることができるし、いいことづくめです。
自分へのメッセージ …
寝る前に自分を褒める


・・・以上です。

中には普段なにげなく認識していたこともありましたが、こうやって言語化されていることで改めて気づいたり考えたりすることができました。何より、著者の人柄がにじみ出ている良書です。

一言感想は前回書いたので今回は割愛。

「整理術」を軸とした本書のレビューはこちらに書いています。
40代からの自分の人生を充実させる整理術 / 仲井圭二 その1

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