2011/07/02

見てわかる、断捨離 / やましたひでこ マガジンハウス


見てわかる、断捨離」を読みました。

この「見てわかる、断捨離」は、断捨離の集大成ともいえる雑誌大のビジュアルムック。クラター・コンサルタントとして活躍するやましたひでこさん監修で作られた一冊です。

整理についての理解を深めるために読みました。

読んでみたところ、断捨離のエッセンス、やましたひでこさんの対談、断捨離の具体例、実践した人々の声などもりだくさんな内容で、断捨離について知りたいことがひととおり載っていてとてもお買い得でした。

以下、この本からの学びのエッセンスをあげてみたいと思います。今回は全部で5点です。

1 断捨離とは

断捨離とは、この本の監修者・やましたひでこさんが提唱した整理術。もともとはヨガの考え方だったもののようで、本書ではこう紹介されています。
「断捨離」とは、心の執着を手放すヨガの行法哲学、「断行、捨行、離行」をベースとした片づけ術

断捨離を構成している3つの要素「断」「捨」「離」。これらにはそれぞれ次のような意味があります。
  • 断 : モノの流入を減らすこと
  • 捨 : すでに持っているモノを手放すこと
  • 離 : 持つべきものだけをもったすっきりとした状態

ですので「断捨離」全体で「断」と「捨」を継続して「離」の境地を目指そうといった意味になります。

また、断捨離のお話のなかでよく出てくるのが「部屋=カラダの延長」という発想。溜まっている不要なモノを取り除き、良いモノだけを取り入れて、良い「流れ」をつくる。そうすることでさまざまなプラスの効果が現れる。このことは、空間でも人間のカラダでもまったく同じです。

2 断捨離の効果

ほかの整理術と同じく、断捨離にはこんな効果があります、というのが紹介されていました。
  • 散らからなくなった
  • 家事がやりやすくなった
  • モノを探すことがなくなった
  • ムダづかいが減り貯金が増えた
  • 健康的になった
  • 自分が好きになった
  • 精神的にラクになった
  • なんとなく気の流れがよくなった
  • いい出来事が起こるようになった
  • 意識が変わってモノを見る目が変わった
これを見るとやはり、整理術には機能面、経済面、精神面。さまざまな面でよい効果があるということがわかります。

3 モノが捨てられない3大理由

モノが多すぎるのにモノが捨てられない理由として次の3パターンがあります。

過去執着型
いまは使っていないモノも、思い入れなどがあって捨てられないパターン。

現実逃避型
忙しかったり片づけがうまくいかなかったりして片づけに向き合えないパターン。

未来不安型
いつか起こるであろう出来事への備えとしてモノをもっておくパターン。

過去、現実(現在)、未来、という時間軸で切ってあり、とてもわかりやすいです。

4 片づけるためのアドバイス

片づけた方がいいとはわかってるのに片づけられない・・・。そんな人へのアドバイスはこちら。
  • 片づける時間がない → 整理の本当の価値を見出せてないから。
  • 主人が協力してくれない → 人のことは置いておいて、まずは自分から。
  • どこから手をつけるべきかわからない → いつも使う場所1点だけに絞って。

5 その他整理のコツ

詳細は割愛しますが、空間に対して持つべきモノの上限を示した「7・5・1の法則」や、モノを増やさないためには「ひとつモノを買うためにはまずひとつ捨てることが大事」ということを説いた「1out1inの法則」など、整理をうまくやる上で大事なポイントがいくつか紹介されています。
  • 7・5・1の法則
  • 1out1inの法則
  • 大・中・小3分類の法則
  • 自立・自由・自在の法則
  • ワンタッチの法則

・・・以上です。

感想

良かったです。

「断捨離」という言葉だけは一過性のブームに終わるかもしれませんが、ほかの整理術と同様、その考え方は人生において本質的なものですし、これからますます重要になっていくと思います

また、個人的には、整理術というと「どうやって上手に収納するのか?」という「収納」のフェーズに焦点があたっているものが多いかと思うのですが、断捨離がおもしろいのは、収納以前の「モノを絞り込む」という部分にフォーカスしているという点です

こんな方におすすめ
・断捨離について押さえておきたい方
・なかなかモノが捨てれない方
・片づけが苦手な方

おまけ
やましたひでこさんのサイトはこちら。
やましたひでこの断捨離.COM
やましたひでこさん公式ブログ「これって片づけですか?いいえ断捨離ですよ♪」

類書
断捨離一冊で片づけがスイスイできるようになるのがいちばんですが、向き不向きなどもあるかと思いますので、あまりうまくいかなかった場合にはこんな本もおすすめです。

モノを捨てるフェーズ。断捨離でいえば「捨」のフェーズにポイントに着目した類書では、カレン・キングストンの「ガラクタ捨てれば自分が見える」がおすすめです。
ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門 / カレン・キングストン 田村明子

また、「整理をすればどんなよいことがあるのか」という効果を禅との絡みで解説した本としてはこちら、「禅、シンプル片づけ術」。
人生が豊かになる 禅、シンプル片づけ術 / 枡野 俊明

また、おすすめ整理本を20冊ほど切り口別に紹介しています。こちらもよろしければどうぞ。
整理に関する本のまとめ




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