2012/01/01

2011年に読んだ本ベスト9冊

2011年ももういよいよ終わりますね。今年は本当にいろんなことが起こった1年でした。

このブログについていえば、2011年はこれまでで最も多い、74コの記事を書いた年でした。それだけたくさんの名著に出会えたということに、まずは感謝、です。本当にありがたいことです。

本年のしめくくりとして、2011年のベストオブベストを選んでみました。去年は「あれもこれも」と欲張ったら結局27冊にもなってしまったので、、、今年はなるべく絞ろうと心がけました。最終的に、全部で9冊になりました。

振り返ってみると今年はかなり精力的に本を読んだ年で、速読っぽい感じでサラッと読んだものや昔読んだものの再読をあわせるとトータルで150~250冊くらい読んだかと思います。その中でベスト9冊。私がよくも悪くも(笑)強く影響を受けた本たちです。よろしければご参考にしてください。

では1番目から。

1 HAPPIER / タル・ベン・シャハー

このブログでの紹介はまだですが、2011年に読んだ本の中でベストオブベストをあえて一冊!選ぶとしたら、このHAPPIERです。この本で私は価値観が一皮むけたと(自分では・・・)感じた一冊です。

中身は、「ポジティブ心理学」という心理学の新領域を概説したもの。昨年日本でも大ブームとなったマイケル・サンデルのジャスティス(政治哲学)の次にハーバード大学で一番人気となった講義があるのですが、その講義を担当していたのがこの著者、タル・ベン・シャハー。そのNo.1講義のエッセンスを日本語で味わえるという、大変おいしい一冊です。

詳しい説明はまた別に書くとして、この本の価値を一言でいうなら、「中長期的な成功と高い幸福感とを両立できる方法を教えてくれる」ところにあります。しかも、心理学本なのに全然怪しくありません(笑)。アカデミックな裏づけもしっかりしています。

この「ポジティブ心理学」については以前まとめたことがあるのでよろしければそちらもどうぞ。
ポジティブ心理学についてのまとめ その1 - Today is a gift

「ポジティブ心理学」の提唱者のひとり、マーティン・セリグマンはTEDでスピーチもしています。

2 Focus / レオ・バボータ

人気ブログ「zen habits」の著者が書いたEブック。 ITの進歩と大量の情報に圧倒される人生、ノイズとdistraction(気をそらすもの)にあふれた人生、目標と成功に捉われたガチガチの人生。それらからの脱出を提案する刺激的な一冊です。 私はこの本がきっかけで ・ストレスと戦う働き方 ・ストイックな生き方 ・努力すればするほど良いとする考え方 をやめました。適度なストレスは良い刺激となりますが、何もストレスと「戦う」なんてことはしなくても、ストイックにやらなくても、きちんとパフォーマンスを発揮し成長していく行き方は確かにあるんだなるということをこの本から学びました。 21世紀にふさわしい働き方や、自分の健康や感情・家族を犠牲にしない働き方に興味がある方におすすめの一冊です。 英語で書かれていますが、比較的平易な単語を使って書かれており全100ページと短いので、英語の勉強がてらにぜひ! Focus / レオ・バボータ

3 図解 ブッダの教え

3冊目は、仏教をばっくりと俯瞰する視座を与えてくれる一冊。仏教の生みの親・ブッダの個人的体験についての解説の部分を厚めに、仏教の全体像をわかりやすく解説してくれています。 私は、今年のはじめに「キャリア戦略を再考する」ということを行ったのですが、そのとき、「仮説でもいいから人生の見通しを持ちたい」と思い、参考本としていくつか本を読みました。その中の一冊がこの「ブッダの教え」でした。 この本から私が学んだのは、仏教の原点が「よりよく生きたい」「苦しみを少しでも減らしたい」というごくシンプルな欲求だったこと。そして、それが長い年月の中でそれなりの理由とともに変化してきたということです。諸行無常、諸法無我といった仏教のコンセプトも、なぜそういうアイデアが生まれるに至ったのかがわかると、個k路おの もちろん、これ一冊で仏教の全体をカバーできるわけではありませんし、仏教は「実践してこそ」のものなので読書は仏教理解の第一歩にすぎません。それでも、どうにか仏教を理解したい、仏教を参考に骨太なキャリアプランを立てたい(笑)と思うなら、ぜひおすすめしたい一冊です。 余談ですが、私はこの本をきっかけに座禅も始めました。 図解 ブッダの教え 普及版 / 田上太秀監修

4 RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

最初の3つに力が入りすぎたので(笑)、4つめ以降はサクッといきます。 4つめは映画「RAILWAYS」。自分が年を取ってからの親との関わり方、本当にかっこいい生き方とはどういうものか、ということを考えるきっかけをもらいました。 RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

5 佐藤可士和の超整理術 / 佐藤可士和

このブログのタイトルにも掲げている「整理」本で一冊選ぶなら、佐藤可士和さんの「超整理術」です。佐藤可士和さんのような今の日本を代表するトップクリエイターが、実はロジカルで工学的な考え方で問題解決をしている、ということが私には衝撃でした。また、整理術には本質的な価値があるということを確信できた本でもありました。 佐藤可士和の超整理術 / 佐藤可士和

6 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

こちらも整理術本です。佐藤可士和さんの本が整理術全般を扱っていたのに対し、こちらは「タスクの整理」に特化した一冊です。 この本では「GTD」というタスク管理手法が提唱されているのですが、このGTDを身につけるとタスク管理のストレスがスッパリなくなります。現代人は誰しも少なからず、「あふれたタスクにうまく対応できない」「やりたいことがいっぱいなのにキャパが足りない」というジレンマを感じているかと思います。そんなジレンマを気持ちよく解消できる一冊(もちろん、ちゃんと実践すればの話ですが)。 いまやGTDアプローチは、私の生活になくてはならないものとなりました。これひとつで、私が一日に処理できるタスクの量はそれまでの2倍くらいにはなったと思います。 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 / デビッド・アレン 田口元

7 脳が教える!1つの習慣 / ロバート・マウラー

こちらは「習慣化」切り口で今年ベストだった一冊。習慣化の原理と実際の実践方法を、行動のおおもととなる「脳」のメカニズムに立ち返ってとてもわかりやすく解説してくれる本です。 人間がどんな変化を生み出すにしても、どんな成長をするにしても、「習慣化」というプロセスは必ずつきまとってきます。その、人間の変革と成長に常に関係する「習慣化」のレベルをひとつ引き上げてくれる一冊です(ただしこちらも、「読んだことを正しく理解して実践すれば・・・」の話ですが)。 脳が教える!1つの習慣 / ロバート・マウラー 本田直之 中西真雄美

8 レコーディング・ダイエット 決定版 / 岡田斗司夫

こちらは習慣化の手法を「ダイエット」という具体的なテーマに落とし込み、よりわかりやすく実践的に解説してくれる一冊。テーマはたまたまダイエットになっていますが、あらゆる習慣化に応用可能な本質が書かれています。万年「趣味はダイエット」を本気で脱したい方に読んでいただきたい一冊。 レコーディング・ダイエット 決定版 / 岡田斗司夫

9 BORN TO RUN 走るために生まれた / クリス・マクドゥーガル

最後は、ランニング本。ノンフィクション小説をベースに、人類学やランニング科学のエッセンスも取り入れた欲張りな一冊(笑)。どうしても地味になりがちなランニングに、壮大な物語性を持たせてくれます。 この本を読む前から走ってはいましたが、私はこの本でランニングがもっと好きになりました。 BORN TO RUN 走るために生まれた / クリス・マクドゥーガル

・・・以上です。

来年は、日本のEブック市場なども大きな変化を迎えそうな1年です。2012年、よい1年になりますように。

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